エアコンの内部にカビ、見て見ぬふりによって起こる健康被害とは? カビ予防のコツもチェック!
エアコンからカビのような嫌な臭いがする、と感じたことはないでしょうか?
エアコンのクリーニングを業者に頼もうかと考えながらも、ズルズルとそのままエアコンを使い続けている、という方もいるかもしれません。
エアコンのクリーニングは思いったらすぐに出来るものでもなく、またジメジメと湿気が高い時期は、カビはあっという間に繁殖してしまうため、できるだけカビが生えないような対策をとっておきたいものです。
そこで今回は、エアコンのカビを見て見ぬふりして続けることで起こり得る健康被害について解説するとともに、エアコンのカビを予防するためのコツをご紹介いたします。
エアコンのカビによって高まる健康被害とは?
エアコンの内部のカビを放置していると、エアコンからカビを含んだ空気が部屋にまき散らされることになります。
カビを吸い込むことで、アレルギー症状や病気を発症することがあるので、注意が必要です。
<エアコンのカビによって起こり得る健康被害>
1.気管支喘息
2.夏型過敏性肺炎
3.アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
4.アトピー性皮膚炎
5.アレルギー性結膜炎
特に、免疫力の育っていない乳幼児や学童のお子さんが過ごす部屋のエアコンのカビには、注意したいものです。
エアコンのカビ予防のコツ
カビは、ホコリや汚れがある場所で湿気が高くなることで、繁殖力が高まります。
そのため、ホコリや汚れをこまめに取り去り、なるべく内部を乾燥させることが予防のコツとなります。
1.こまめな掃除
エアコンの熱交換器や吹き出し口は、ホコリや汚れがカビのエサとなり、カビが発生しやすいものです。エアコンが吸い込む空気の汚れがフィルターに溜まらないよう、フィルターは2週間に1回のペースで掃除を行いましょう。
お掃除機能が付いている場合でも、フィン周辺のホコリによってカビが生えることがありますので、時折チェックを行うようにしましょう。
2.エアコンを止めた後に送風運転をする
エアコンは内部に結露を起こすことで、カビが生えやすくなります。
冷房や除湿運転の後には、内部を乾燥させるために送風運転を行うことをおすすめします。
30分程度の送風運転により内部の水分が乾けば、カビが発生するのを防止することができます。
エアコンのカビを見て見ぬふりして続けることで起こり得る健康被害と、エアコンのカビを予防するためのコツをご紹介いたしました。
エアコンからのカビを含む空気による健康被害は、思いのほか大きいものです。
普段から、できるだけエアコンの内部にカビが生えないように、対策をとりましょう。