突然の停電! 知っておきたい対応方法と注意ポイント



雷や台風、地震などで、自宅が突然の停電に見舞われた時、どのような対応を取ればよいかと慌ててしまう方は多いものです。
この記事では、突然の停電への対応方法と注意ポイントをご紹介します。
慌てず正しい対応を行うことができるよう、事前にチェックしておきましょう。

突然の停電への対応方法

1.停電の発生状況を確認する
停電が屋外によるものか、自宅内によるものかについて、まずは確認しましょう。
近所の家には電気が来ているなら、分電盤を確認しましょう。

<自宅のみで電気が止まった場合の対応方法>
「アンペアブレーカー」や「安全ブレーカー」が下りていれば、一度に容量以上の電気を使ったことによってブレーカーが落ちている状況が考えられます。
消費電力の高い家電の電源プラグを抜いてから、ブレーカーを上げましょう。
「安全ブレーカー」を上げた時に「漏電ブレーカー」が下りてしまう場合、漏電を起こしている可能性がありますので、速やかに電力会社または電気工事業者へ連絡をしましょう。

2.近所の家も停電していたら、電気製品の電源プラグを抜く
近所の家も停電していたら、何らかの原因により自宅に電気が届いていない状態です。
復旧までに時間がかかることが想定されるので、停電になった際に使用中だった電気コンロ、ヒーターやドライヤーやアイロンなどの熱を発する電化製品のプラグはすべてコンセントから抜くようにしましょう。

3.停電の復旧を待つ
そのまま停電の復旧を待ちます。
停電の復旧作業は、変電所に近い場所から電気を流していくことで、停電の原因やエリアを絞り込んでから、電力会社が現地に向かって電柱を1本1本確認して原因を特定します。
特定できた原因の除去、設備の修理などを行って電気の復旧を行います。

4.停電復旧後に家電の設定を確認
停電が解消したら、まず冷蔵庫や空調、エコキュートや電気温水器などの常時ONになっている家電製品の動作確認を行い、温度設定などの設定が変わっていないかを確認しましょう。

停電時の注意ポイント

停電の状況下で外出される場合は、分電盤のブレーカーを下ろしてから外出するようにしましょう。外出中に停電が復旧し電気が通った際、電化製品の故障や設定変更によって家事が起きてしまう可能性もあります。

また、停電中は冷蔵庫のスイッチも切れてしまいます。冷蔵庫の庫内温度が上がらないよう、なるべくドアの開閉を控えましょう。
また、エアコンや扇風機も止まってしまうので、熱中症にならないよう水分補給にも注意しましょう。



自宅が突然の停電に見舞われた際の、対応方法や注意ポイントをご紹介しました。

夜間に停電となると、分電盤の確認や家電のプラグを抜く作業にも手間取るものです。
台風や大雨、余震が続く時などの夜間では、すぐ手に届く場所に懐中電灯やランタンを用意しておくようにしましょう。