部屋干し派は要注意! カーテンのカビを防ぐ7つの方法


部屋干し派は要注意! カーテンのカビを防ぐ7つの方法

久しぶりにお気に入りのカーテンを全開したら、黒いポツポツが…なんて経験はありませんか。特に梅雨時期の雨天が続く時期や、冬の寒い時期など、気がつかないうちにカーテンにカビが生えてしまうことはよくあります。
カーテンのカビは、さまざまな方法で落とすことは可能ですが、生地の傷みや色落ちに繋がるため、極力避けたいもの。そこで、カーテンにカビが生える原因と、カビを防ぐ方法を紹介いたします。

カーテンにカビが生える原因

 

カーテンのカビは、主に窓付近の湿気によるものです。
梅雨時期や冬場は、窓に結露が発生しやすく、窓付近の湿気をカーテンが吸収してしまいます。吸収した湿気を放出して再び乾いた状態に戻ればよいのですが、湿気を含んだ状態が長く続くと、その部分にカビが生えてしまいます。
特に、雨の日の部屋干しが続いたり、冬場に加湿器を常用していたり、カーテンにカビ菌のエサとなるホコリや汚れが付いている場合は、カビはさらに発生しやすくなってしまいます。

カーテンのカビを防ぐ方法とは? 

 

カーテンのカビを防ぐには、まずは結露による湿気を防ぎましょう。
結露は、室内の窓付近の空気が外気によって冷やされることで発生します。なるべく外気と室内の温度差を抑えたり、窓付近の断熱効果を高めたりすることで結露を予防することができます。

除湿器などを活用する

 
ジメジメした湿気の高い日は、除湿器やエアコンの除湿機能を上手く活用し、室内の湿気を抑える工夫をしましょう。エアコンの風が室内全体や窓辺まで届かない場合は、サーキュレーターを併用することで、室内の空気を循環させるようにします。特に、雨天時などに洗濯物を室内の窓辺などに干す必要がある際は、湿気が溜まらないように注意しましょう。

機能性カーテンを選ぶ

 
外気からの冷気が入りやすい窓ガラスには、断熱効果のある遮熱カーテンを設置しましょう。窓付近の断熱効果を高めることで、結露を予防することができます。最近では2重構造になっており空気層が断熱性を高めてくれる商品も出ています。また、レースカーテンを二重にしたり、裏地付きのカーテンを選んだり、カーテン上部や左右に隙間が空かないように工夫することでも断熱性を高めることができます。
速乾性や抗菌加工が施された生地を選ぶことでも、カビの発生防止を期待することができるでしょう。

部屋を定期的に換気する

 
外気と室内の温度差を抑えるため、定期的に換気することも有効です。カビの活動が活発になるのは、20~30℃の温度の時です。湿気のある時には室温を必要以上に上げ過ぎない工夫も必要です。
また、雨天の後のお天気のよい日には、窓をしっかりと開け、カーテンや窓付近の室内の湿気を外に出すようにしましょう。

家具や観葉植物の配置に注意する

 
家具や観葉植物を窓辺付近に配置すると、湿気がたまりやすくなり、カビの発生を促進してしまいます。特に北側の窓辺に家具を配置する際には注意が必要です。窓から10㎝以上離し、隙間には除湿剤を置くなどの対策をするようにしましょう。

結露はこまめに拭き取る

 
発生してしまった結露は決してそのままにせず、こまめに拭き取ることが大切です。給水スポンジやクロス、結露除去用の水切りワイパーなどを使うと効率的です。それでも忙しくて拭ききれない場合は、結露防止スプレーや結露吸収シート、専用ヒーターなどを活用するのもよいでしょう。

カーテンは常に清潔を保つ

 
カーテンにホコリや汚れが付着した状態は避けましょう。カーテンを選ぶ際は、なるべく丸洗い可能なものを選び、梅雨前や冬支度の際にはカーテンを洗濯するとよいでしょう。洗濯不可のものでも、掃除機でホコリをこまめに吸い取るだけでも予防に繋がります。

除菌スプレーを活用する

 
カーテン用の除菌スプレーも、カビ防止効果が期待できます。カーテンにスプレーするだけなので手軽に対策できますし、消臭効果も期待できます。しかし、なかにはカーテンにシミがついてしまう場合もあるので、大切なカーテンに使用する際には注意が必要です。



カーテンにカビが生える原因と、カビを防止する方法について紹介いたしました。
知らず知らずのうちに発生してしまうカーテンのカビ。カビの胞子は健康被害を引き起こす原因にもなるので、極力発生しないようにしましょう。