お部屋のカーテンは清潔ですか? カーテンの正しいお手入れ方法



普段見慣れているカーテンは、よく見ると思っている以上にホコリや手垢などが付着していることがあります。
特に花粉シーズンが終わった初夏には、外からの花粉や黄砂などの汚れも付着していることが多く、窓から入る風にのってそれらが部屋の中に入り込んでしまうこともあります。

そこで今回は、カーテンはどれぐらいの頻度で洗うのが良いのか、そして正しい洗い方についてご紹介いたします。
お手入れを忘れがちなカーテンですが、この機会にすっきりと清潔なカーテンを取り戻しましょう

カーテンのお手入れの頻度は?

カーテンを清潔に保つのも大切ですが、カーテンの生地の風合いを保つためには、頻繁に洗い過ぎることで傷むのを防ぐことも考えなければなりません。

そのため、一般的に厚手のカーテンを丸洗いする頻度は、年に1回程度が良いと考えられています。普段からこまめに掃除機などでカーテンの表面のホコリを取り去り、なるべくホコリが溜まらないようにしましょう。

レースのカーテンは、年2~3回程度がおすすめです。
しかしながら、タバコを室内で吸う場合や、キッチンの煙や油汚れが気になる場合は、時間が経つと汚れが落ちにくくなってしまうので、なるべく早く汚れを落とすようにしましょう。そのような場所のカーテンは、なるべく丈夫な生地を選ぶようにするとよいでしょう。

カーテンの正しい洗濯方法

1.洗濯ラベルを確認
カーテンの吊元や裾などに縫い付けてある洗濯ラベルで洗濯表示をまずは確認します。
水洗いが可能ならご自宅で洗濯をし、可能でなければクリーニングに出します。
綿や麻、レーヨン素材の場合は、生地が縮んでしまったり、風合いや色味を損なったりしてしまう恐れがありますので、ご自宅での洗濯はおすすめできません。

2.フックを外して畳む
カーテンフックをすべて取り外し、汚れた面が表になる状態で、じゃばら折りにして畳みます。そうすることで、汚れ落ちが良くなり洗濯による生地のヨレを防ぎます。

3.洗濯ネットに入れて洗濯機へ入れる
畳んだカーテンを大きめの洗濯ネットへ入れて、洗濯機へ入れます。
洗濯ラベルの表示を確認のうえ、おしゃれ着用の中性洗剤などを使って、ドライコースや手洗いコースなどのやさしめの洗濯モードを選び、脱水時間は短めにします。すすぎの際は柔軟剤を使用すると、洗いあがりの風合いが良くなります。
また、カーテンは色落ちすることがあるので、単体で洗いましょう。

4.陰干しで乾かす
乾燥機は使わずに、洗濯機から取り出して陰干しで乾かします。
手で軽く生地を叩いたり伸ばしたりして、シワを取り去りましょう。
レースのカーテンなど水分を含んでも重さが気にならない場合は、カーテンレールに吊って乾かすのも良いでしょう。

カーテンのお手入れの注意ポイント



洗濯機で洗う際は、一度に複数枚入れるとせっかく洗っても汚れが充分に取り切れないことがあるので、一枚ずつ洗うようにします。

水洗い不可のものを家庭で無理に洗うと、乾かした後のカーテンの見た目が悪くなります。洗濯ラベルの表示に従って、かならずクリーニングに出すようにしましょう。

また、水洗い可のものでも、長年愛用しているカーテンの場合は、紫外線によるダメージなどによって生地が弱っている可能性もあります。洗濯機での丸洗いによって、生地が破れる恐れもあるので、注意しましょう。