換気口から虫が入る? 換気口を開ける必要性と虫や花粉が入らないための対策法
ご自宅の各部屋の壁に設置されている「換気口(吸気口)」。24時間換気のために設置されているものですが、換気口から虫や花粉が入ってくるのが心配で、開けたくないという人も少なくありません。
そこで今回は、換気口を開けておく必要性と、換気口から虫が入るのを防ぐ方法について、ご紹介していきたいと思います。
換気口を開けておく必要性とは?
換気口は、窓を閉め切っていても外気を取り入れるために設置されており、浴室などの換気扇を24時間回しておくことで、換気口から外気を取り入れて、建物全体が常に換気されるような仕組みになっています。
近年の住宅は気密性が高くなっており、住宅内で窓を閉め切った状態でいると、空気の流れが失われ、建材や塗料などに含まれる化学物質などが充満したり、湿気が溜まってカビやダニなどのアレル物質が発生しやすくなったりして、健康被害のリスクが高まります。
このような「シックハウス症候群」を防ぐために、24時間換気の設置が義務付けられており、換気口を開けておくように警鐘されています。
短時間であれば換気口を閉めてもリスクは低いですが、窓を閉め切っている時はできるだけ換気口を開けておくようにしましょう。
換気口から入る虫への対策法は?
換気口から虫が入ってくる場合は、換気口用のフィルターや防虫ネットの設置を行いましょう。
最近では換気口にはじめからフィルターが設置されているものがほとんどですが、使用しているうちに破れてしまっていたり、外壁側のフィルターが外れてしまっている可能性があります。
換気口用のフィルターは、何層にも重なっており、花粉などの微細な汚れを室内にいれないように工夫されています。
手軽な使い捨てのものも販売されているので、換気口の形やサイズに合ったものを選びましょう。
換気口フィルターは、部屋の内側用だけでなく屋外につけるシールタイプのものもあります。換気口の中の虫が気になる場合は、屋外用を設置するのもおすすめです。
換気口のフィルターのお手入れや交換は?
換気口のフィルターは、外気が室内に入る際にフィルターへ外気の汚れが徐々に蓄積されていくため、気づくとひどく汚れが付着していることに気づくでしょう。
溜まった汚れが付いたまま使用し続けると、目詰まりをおこして換気の効果が得られなくなってしまうので、定期的にお手入れまたは交換を行う必要があります。
フィルターのなかには、交換時期を知らせてくれるサインがついているフィルターもありますが、目安としては1ヵ月~2ヶ月程度です。
使い捨てでないものが設置されている場合は、1ヵ月~2ヶ月毎に取り外して水洗いをし、陰干しでしっかり乾燥させてから設置するようにしましょう。
換気口を開けておく必要性と、換気口から虫が入るのを防ぐ方法をご紹介しました。
適切なフィルター設置で、お部屋にきれいな空気を循環させて、健康維持に役立てましょう。