浴室の黒カビを撃退! カビ掃除の正しい手順とは
気付かないうちにお風呂の壁やパッキンに生えてしまう黒カビ。放置していると増えてしまうし、掃除をしてもなかなか取れないし、とても厄介に感じます。
しかし、黒カビの掃除はコツさえ覚えておけば、意外とスッキリと撃退できるといいます。そこで今回は、お風呂の黒カビの正しい掃除手順と、予防方法について紹介いたします。
黒カビが発生しやすい浴室
黒カビが発生する条件は、①気温が20~30℃ ②高い湿度 ③石鹸カスや皮脂などカビの栄養となるものがある ④酸素 の4つです。
浴室には全ての条件が整っているため、黒カビが発生しやすい場所です。普段から壁やパッキンの部分を観察し、見つけたらすぐに対処するようにしましょう。
浴室の黒カビ 正しい掃除手順は?
1.掃除前の準備
パッキンなどの柔らかい素材に生えた黒カビは、菌糸が奥まで侵入してしまうため、塩素系カビ取り剤を使って落とします。塩素系カビ取り剤は、肌に付いたり直接吸い込んだりすると危険なので、長そで長ズボンを着て、ゴム手袋・マスクを装着し、換気扇を回しましょう。天井にも黒カビが生えている場合は、ゴーグルの着用もおすすめします。
2.気になる黒カビ部分の水分をしっかりと拭き取り、乾燥させた状態で掃除をします。
塩素系カビ取り剤を黒カビにかけ、しばらく放置して黒カビに浸透させます。キッチンペーパーなどを上からかぶせることで、黒カビにカビ取り剤をしっかりとしみ込ませることができます。
3. 30分程度経過したあと、シャワーで洗い流します。もしまだ落ちきれていない黒カビがあれば、スポンジなどでやさしくこすり落としましょう。
黒カビの掃除では、ブラシなどで強くこすることは極力避けることが大切です。パッキンなど柔らかい素材にキズが付いてしまうと、キズから新たなカビが生えやすくなってしまうからです。
浴室のカビを予防する方法
1.風呂掃除の後に冷水をかけ、浴室の温度を下げる
カビの予防は、カビが生えやすい条件を満たさないようにすることです。
酸素を無くすことはできませんが、冷水をかけることで浴室の温度を下げることができます。また、50℃以上の高温をかければ、カビを死滅させることもできます。
2.水気を拭き換気扇を回し、浴室の湿度を下げる
浴室全体に冷水をかけたあと、水切りなどで壁などの水分を拭き取りましょう。また、入浴後は換気扇を強いパワーで回すことで、すばやく湿気をと取り去ることができます。
3.石鹸成分を残さない
入浴時にボディソープやシャンプーなどの石鹸泡を飛び散らせてしまうと、風呂掃除後に残りやすくなります。なるべく飛び散らないように普段から心がけるとともに、風呂掃除の時に水で流し残りがないかどうかを確認するようにしましょう。
黒カビを放置していると、喘息やアレルギーの原因にもなります。見つけたらこまめに対処するとともに、普段から予防をすることが大切です。
また、市販の防カビ剤を活用することでも、黒カビの発生や、すでに生えてしまった黒カビの繁殖をストップさせる効果がありますので、試してみてもいいかもしれません。