一人暮らしのテレビの大きさは? テレビサイズの正しい選び方 t
引っ越し時にテレビを大型に買い替える方が多いなか、大型テレビの需要が増えており、2021年のテレビ出荷台数の半数以上が50インチ以上のサイズだと言われています。いっぽうで、テレビサイズは部屋に合わせて選ぶことが大切とも言われています。
そこで今回は、一人暮らしに最適なテレビサイズの選び方について紹介いたします。
増える大型テレビの需要
最近では、パソコンややスマートフォンなどでテレビ番組や映画を観る人も増えているものの、おうち時間を楽しむ傾向から、自宅のテレビを大型にして映像を楽しみたいと考える人が多くなりました。
また、フルハイビジョンの4倍の画素数にあたる「4Kテレビ」の普及により、より細かく美しい映像を楽しむために大画面&高画質のテレビの需要が増え、今では50インチがあたりまえの感覚になりつつあります。
テレビのサイズの選び方
テレビを視聴するには最適な距離があり、一般的に最適な視聴距離は「テレビ画面の高さの約3倍」と言われています。たとえば50インチの液晶テレビなら、最適な視聴距離の目安は「約1.8メートル」といった具合です。
また、部屋の広さによって選ぶ目安としては、4.5~6畳の部屋には24~32インチ、8~10畳の部屋には32~40インチ、12畳以上の部屋には40インチ以上のテレビ画面が適していると言われています。
しかし、この基準はあくまでもハイビジョンテレビ(2K)の場合です。かつてのブラウン管テレビでは、画面の高さの約5~7倍の距離が必要だと言われていたことからわかるように、テレビの解像度によって選ぶサイズ基準が異なります。
ワンルームで大画面でも大丈夫?
ワンルームの一人暮らし向けには、32インチ前後の小型モデルが主流となっているものの、ワンルームでも大型テレビの導入を求める人が増えつつあります。
部屋の広さに対して大きすぎないか心配の声も聞かれますが、実際、部屋の広さに対して画面が大きすぎるとテレビとの距離が近くて映像の粗さが目立ってしまいます。
しかし、4Kなど高精細な液晶テレビなら、近くで視聴しても映像の美しさが損なわれることがないため、短い視聴距離で映像を楽しむことができ、視聴距離目安は、画面の高さの約1.5倍まで縮まります。
そのため、一人暮らしでも大画面を導入したいと考えるのであれば、少し高価にはなりますが4Kのテレビを選ぶことで、迫力ある映像を楽しむことができるでしょう。