扇風機のDCモーターとは? ACモーターとの違いとメリット
扇風機のモーターには2種類あり、最新の扇風機では、DCモーターを搭載した機種が主流となっています。
そこで今回は、扇風機の種類について、DCモーターとはどのようなものか、メリット・デメリットについて、ACモーターとの違いを含めてご紹介していきたいと思います。
DCモーターとは?
DCモーターのDCとは、Direct Current(ダイレクト・カレント)を略したもので、日本語では直流モーターと呼ばれているものです。
直流は一方向にのみ電流が流れ、常に電圧が一定という特徴があり、乾電池やバッテリーなどでも直流電源が使われています。
ACモーターとは? DCモーターとの違い
ACモーターのACとは、Alternate Current(オルタネート・カレント)を略したもので、日本語では交流モーターと呼ばれているものです。
電圧がプラスとマイナスに交互に切り替わり、電流の流れる向きが常に変化するという特徴があり、住宅などの壁に設置されているコンセントは交流電源が使われており、多くの家電製品は、このAC電源に対応しています。
DCモーター扇風機のメリット
DCモーターの扇風機のメリットには次のようなものがあります。
1.風量調節が細かくできる
ACモーターの扇風機が、弱・中・強などと大まかにしか調整できないのに対し、DCモーターの扇風機は微風などの調整も可能です。そよ風に近い身体に優しい風を送ることができるのは、DCモーター扇風機の大きなメリットと言えるでしょう。
2.電気代を節約できる
DCモーター扇風機は、ACモーターの扇風機よりも消費電力が少なく、電気代を節約することができる点も大きなメリットです。
機種にもよりますが、ACモーター扇風機の1/10程度の電気代で済む製品もあります。
3.運転音が静か
DCモーター扇風機は、ACモーターのものよりも運転音が静かな傾向があり、睡眠中でも扇風機の音が気になって眠れないということが起きにくいメリットもあります。
DCモーター扇風機のデメリット
メリットの多いDCモーター扇風機ですが、デメリットもあります。
それは、本体価格がACモーターのものよりも高い傾向があるという点です。
一般的な家庭向けDCモーター扇風機は、5~6万円と従来の扇風機の価格イメージに比べると高い設定となっています。
しかし、強すぎる風や大きすぎる運転音が気になる人にとっては、デメリットよりもメリットの方を重視されるのではないでしょうか。
DCモーター扇風機について、メリット・デメリット、そしてACモーターとの違いについてご紹介しました。
DCモーター扇風機は、本体価格が高いものの、人によっても価格に変えられないメリットを感じることができます。また、見た目もおしゃれなものが多いので、検討されてみてはいかがでしょうか。