お風呂の蓋は使わない派? 使うメリット・デメリットと選び方を紹介


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お風呂を清潔に保つために、蓋も含めて極力ものを置かないようにしている、という方は少なくないようです。たしかに、風呂に物が多いとカビ発生の原因にもなりますが、蓋を活用することで得られる効果は思いのほか高いといいます。
そこで今回は、風呂の蓋を使うメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。蓋選びの参考にもしてみて下さい。

風呂の蓋を使うメリットとは?

 

保温効果がある

 

風呂の蓋を使うメリットとして、真っ先に思い浮かぶのは「保温効果」かと思います。では、実際に蓋をすることで、どれくらいの保温効果が得られるのでしょうか。
バスタブに43℃のお湯をはり、9時間後の温度について、蓋をした場合としない場合とで比較した実験によると、蓋をした場合は38℃、蓋をしなかった場合は24℃という結果になりました。
材質や形状によっても保温効果は異なりますが、蓋をすることで大きな保温効果が得られることは間違いないようです。

家族のなかで風呂に入る時間差がある場合は、追い炊き時間が短縮でき、大きな節約に繋がります。保温性の高い蓋を使うことで、年間で2,200円ほどのガス代の節約が期待できるでしょう。
また、残り湯を翌日の洗濯に使うという場合にも、蓋を使うことで汚れ落ちが良くなるでしょう。

浴室のカビ予防効果がある

 

風呂の蓋を使うメリットには、「カビ予防」もあります。
風呂の蓋を開けると、蓋の内側に水滴がたくさん付いていたという経験はありませんか? それはつまり、バスタブの湯からそれだけの湯気が上がっており、蓋がないと浴室の天井や壁に同量程度の水滴が付着する、ということです。天井や壁に付着した水滴を放置すると、カビの原因となります。蓋をすることで、天井や壁でなく蓋で留めておいたほうが、浴室のカビ予防に繋がります。

風呂の蓋を使うデメリット

 

風呂の蓋を使うことで生じるデメリットは、蓋を掃除する必要があるということ。
しかし、浴室の天井や壁についてしまったカビを取るよりも、蓋の掃除の方が楽ですし、天日に干すこともできるでしょう。
もう一つのデメリットとして挙げられるのは、蓋の形状によっては、入浴中に邪魔になること。こちらも、蓋を選ぶ際に考慮することで、回避できるかもしれません。

風呂の蓋の選び方

 



風呂の蓋選びで注目すべき点は、風呂の蓋のメリットである保温効果を充分に感じられること、そしてデメリットである蓋のカビ発生の予防効果があることです。
保温性能は素材や形状によって異なります。
一般的な蓋の素材には、ポリプロピレン樹脂やポリスチレンなどのプラスチック素材が使われていますが、ポリプロピレン素材やアルミと発砲樹脂の組み合わせのものは保温効果が期待できます。また、形状としては、シャッター形状や折り畳み形状などゴム素材の部分が多いものよりも、2枚板のタイプをおすすめします。

風呂の湯は、入浴後に翌日まで溜めておくことで、災害時にも役立ちます。
保温性の高いもの、そして抗カビ効果のあるタイプを選ぶことで、負担なく活用できることでしょう。