換気扇の汚れ放置によるリスクと使い捨てフィルターの選び方
気付くと油汚れでベトベトになっているキッチンの換気扇。掃除に手間がかかるので、ついつい後回しになりがちですよね。
しかし、換気扇の油汚れを放置していることで、さまざまなリスクが起こります。
そこで今回は、換気扇の汚れ放置によるリスクと、お手入れが簡単になる使い捨てフィルターの選び方について紹介いたします。
換気扇の汚れ放置によるリスクとは?
火災のリスク
キッチンの換気扇のお手入れが滞ると、油汚れとホコリが混ざったものが蓄積して固形燃料がガスコンロの上に置いてあるような状態になります。
炒め物や揚げ物などの料理で火が舞い上がった際に、換気扇の汚れに引火して、火災のリスクとなってしまい非常に危険です。
また、引火だけでなく、換気扇のモーターの劣化によって自然発火してしまう恐れもあるので、注意が必要です。
換気効率の低下
油汚れが蓄積すると、フィルターが目詰まりを起こしたり、ファンの回転が遅くなったりして、換気効率が低下してしまいます。換気扇による換気が上手くいかないことで、調理中に出たキッチンの匂いや油が混ざった空気が部屋に充満してしまい、壁やカーテン、家具などに付着し、汚れやベタ付きの原因となってしまいます。
害虫の侵入
換気扇は屋外と繋がった構造になっています。油汚れが蓄積することで、ゴキブリやネズミなどの害虫が換気扇の中に呼び寄せられ、換気扇が停止している時にキッチンまで入り込んでくる可能性があります。
害虫にとって、調理の熱で温められたレンジフードは居心地がよく、油汚れがエサとなってあっという間に繁殖してしまうこともあります。特に、ダクトが長いレンジフードは害虫の巣になることもあるので要注意です。
使い捨て換気扇フィルターの活用方法
換気扇の汚れ放置によるリスクを防ぐためには欠かせない換気扇のお手入れ。きれいな状態を保つには、お手入れに手間がかからない、使い捨てフィルターの活用がおすすめです。
不織布フィルターなら、100円ショップなどで簡単に手に入れることができます。換気扇に付属のフィルターの上に取り付けて、料理の頻度に応じて1~4ヶ月毎に定期的に交換するだけで、手間がかからずに油汚れを除去することができます。
よく揚げ物をされるなら、低価格の物は2mm程度薄さですが、10mm程度の超厚手のものを選ぶとよいでしょう。最近では、グラス繊維を使った目詰まりしにくいタイプのものもあり、フィルターの交換頻度を抑えられます。
設置方法は、マグネットやマジックテープで取り付けるものもありますが、フィルターの端に粘着剤が付いているものなら、設置が簡単なだけでなく、細かい虫が隙間から入ってくるリスクを抑えられるでしょう。
換気扇の油汚れ放置によるリスクと、お手入れが簡単になる使い捨てフィルターの選び方について紹介いたしました。
気付かないうちに蓄積した油汚れは、リスクをどんどん高めている状態です。使い捨てフィルターを活用して、手間がかからない方法でのお手入れを習慣化させ、キッチンの換気扇をキレイに保つようにしましょう。