お湯が早く沸くのはどれ? 電気ケトル、電気ポット、電子レンジ、IHコンロ、ガスコンロで比較
温かいものを口にしたくなる冬の時期、何かとお湯を沸かす機会が増えますよね。
お湯を沸かす方法には、電気ケトルや電気ポット、やかんや電子レンジなど、さまざまな方法がありますが、どんな方法で沸かすことが多いでしょうか。
お湯を沸かすと言えば、昔ながらの方法でガスコンロにやかんをかけて、と考える方もいるかもしれません。コップ1杯なら電子レンジで、と考えたり、電気ケトルが早いと聞いて、電気ケトルばかりでお湯を沸かしている方もいるかもしれません。
そこで今回は、お湯を沸かす際にかかる時間として、電気ケトルと電気ポット、電子レンジ、ガスコンロ、IHコンロで、どの程度の差があるのかについて、詳しく見ていきたいと思います。より早くお湯を沸かすための方法についても触れますので、参考にしてみて下さい。
お湯を沸かす早さを比較
水1リットルを沸騰させるまでの時間を比較してみましょう。
所要時間の短い順では、
・IHクッキングヒーター:2~3分
・電気ケトル:4分~6分
・ガスコンロ:5分~7分
・電気ポット:8分~11分
・電子レンジ:10~15分
となります。
それぞれの消費電力によって差はありますが、標準的な商品では、IHクッキングヒーターが最も早く、それに電気ケトルが続くということがわかります。
電気ケトルが電気ポットよりも約2倍の早さで沸かすことができるのは、電気ケトルの一般的な消費電力が1250Wであるのに対し、電気ポットは400~600Wと火力が小さいことが挙げられます。
いっぽう、電子レンジでお湯を沸かす際も、通常の600Wよりも1000Wに切り替えることで、およそ2倍の早さで沸かすことができます。しかし、電子レンジの場合は、沸騰しても泡が立たないため状態の見極めが難しく、加熱し過ぎると水が容器から激しく爆発するリスクがあるので注意が必要です。
より早くお湯を沸かしたい時の方法は?
水を少しでも早く沸かすための方法としては、次の3つの方法があります。
1.お湯から沸かす
水道の蛇口からの水を沸かす場合、最初からお湯の状態で出して沸かすことで、時間を短縮することができます。特に寒い冬の時期は、水道の水はキンキンに冷えているので、最初からお湯で出して沸かしましょう。
2.熱伝導の高い容器を使う
コンロで沸かす場合は、陶器の鍋よりもステンレス製のやかんなどを使うことで、少しでも時間短縮に繋がります。
3.消費電力の高いものを使う
一般的な電気ケトルは1250W程度ですが、それよりも消費電量が高いものも低いものもあります。
熱源の強いハイスペック電気ケトルを使用することで、1リットルの水でも1分程度の時間で沸かすことができるものもあります。
お湯を沸かす際にかかる時間について、調理機器の比較や、より早くお湯を沸かすための方法について紹介いたしました。
電気ポットは、お湯を沸かす時間は比較的ゆっくりですが、大家族などお湯を何度かに分けて使いたい場合などは、一旦沸かしたお湯の温度を保つことができるので、結果的に時間短縮にもなります。ウォーターサーバーのお湯を使用する方法も含め、最もご自身に合ったものを選んでみて下さい。