マットレスと敷布団、どっちを選ぶ? 特徴を比較しよう


マットレスと敷布団、どっちを選ぶ? 特徴を比較しよう

畳や床の上に敷く寝具には、わたや固わたで作られた敷布団と、ウレタンで作られたマットレスとがあります。身体の下に敷く寝具には、床の硬さや冷たさを身体に伝えないようにする役割のほか、クッション性や寝姿勢を整えてくれるための役割があります。

敷布団とマットレスとでは、寝心地も異なればお手入れ方法も違うため、買いそろえる時に、敷布団かマットレスかどちらが自分に合っているのかと迷われる方もいるかもしれません。
そこで今回は、一般的な敷布団とウレタンフォームマットレスとで、それぞれの特徴について解説していきたいと思います。

敷布団とマットレスそれぞれの特徴

 

敷布団の特徴

 

敷き布団のわたには、ウールやポリエステルなど素材の種類もさまざまです。保温性や吸湿性を重視するならウールわた、軽さやダニ防止、コストを重視するならポリエステルと、素材によって特徴が異なります。
また、構造においてもさまざまなあり、ボリュームを出す造りのものは寝心地が良い反面、収納に場所を取り、反対に薄手のタイプならコンパクトに保管できる代わりに、床の固さが身体に伝わりやすくなります。

お手入れ方法は、湿気の少ない晴天の日に天日干しをすることで、湿気をとばします。
天日干しの後は表面に掃除機をゆっくりとかけ、ダニ対策をしましょう。
汚れてしまった時は、湿らせたタオルで汚れを拭き取り、しっかりと乾かします。

マットレスの特徴

 
ウレタンフォームは、一般的に敷布団よりもクッション性に優れており、カットなど加工の仕方によって身体に伝わる方さや反発性を調整することができます。
そのため、体圧分散や寝姿勢を整える機能性をうたった商品が多く、自分好みの寝心地を選びやすいと言えます。
敷布団よりもホコリが出にくく、耐用年数も長い傾向にあるなど、扱いやすい点がメリットとして挙げられますが、蒸れやすい傾向があるので、選ぶ際には通気性を確認しましょう。

お手入れ方法は、敷布団ほど天日干しなどの手入れは必要にはなりませんが、湿気がマットレスの下に溜まることで、痛みが出てきます。マットレスの下に除湿シートを敷いたり、壁に立て掛けて湿気が溜まらないようにしましょう。



畳や床の上に敷く寝具として、敷布団とマットレスそれぞれの特徴について紹介いたしました。お手入れなどの扱いやすさではマットレスに軍配が上がりますが、寝心地などはそれぞれにおいて商品ごとにも異なります。しかし、加工のしやすさからマットレスの方が選択肢は多い傾向にあるでしょう。
寝具選びの参考にしてみて下さい。