家電製品による電磁波の影響 すぐにできる対策とは?


家電製品による電磁波の影響 すぐにできる対策とは?

スマートフォンや携帯電話の通話時は大量の電磁波が発生している、ということを耳にしたことはないでしょうか。海外では、電磁派が脳に悪い影響を及ぼすことを理由に、スマートフォンの使用時間の制限や、子どもに使用を控えるように促している国もあります。
電磁派は、スマートフォンや携帯電話だけでなく、家電からも発生しています。
電磁波の健康被害については、医学的にはまだ照明されていないものの、実際に体調を崩すケースも報告されており、できるだけ防ぎたいものです。
そこで今回は、家電における電磁派の影響と、家電の電磁波による影響を防ぐためにすぐにできる対策を紹介いたします。

家電の電磁波とは?

 

電磁波とは、家電製品などから発生する電気の波で、「電場」と「磁場」とがあります。
「電場」は電源プラグをコンセントに差し込んだときに発生するもので、「磁場」は家電製品などのスイッチを入れることで発生します。
日本での電磁波に関する研究は遅れていますが、電磁波による健康被害については、疲労感や、頭痛、吐き気、湿疹、めまいなど、さまざまな症状が報告されています。

要注意の家電はなに?

 

家電のなかでも特に電磁波の問題が心配されているものは、電子レンジ、電気カーペット、電気毛布、電気こたつ、マッサージチェア、IHクッキングヒーターなどです。
特に電子レンジは、電磁波の振動による摩擦熱を活用して温めを行うことから、特に磁場の発生が多いと言われています。

家電の電磁波の影響を防ぐ方法とは?

 

家電の電磁波による影響をおさえる対策としては、次の3つです。

家電製品は体から離して使用する

 

使用中の家電製品には、基本的に必要以上に近づかないようにしましょう。
家電製品から一定の距離をとることで、電磁波による影響を避けることができます。
キッチンでは、電子レンジとは100㎝以上、冷蔵庫とは50㎝以上、電子炊飯器やトースター、電気ポットからは30cm以上を目安に離れるようにしましょう。
リビングや寝室では、テレビとは200㎝以上、エアコンや空気清浄機、セラミックヒーターとは100㎝を目安です。
特に寝ている間は長時間になるので、家電製品の配置に注意をすることをおすすめします。

使わない時はコンセントを抜く

 

家電製品を使わない時は、スイッチだけでなくコンセントから抜くようにしましょう。スイッチを切っただけでは電場が存在しています。特に、電気カーペットや電気毛布、電気こたつなどは直接触れるものなので、気をつけましょう。
また、パソコンも充電しながらの使用は、できるだけ避けるようにしましょう。

アースを使う

 

電子レンジや洗濯機など、家電製品にアース線がついている家電製品でアース線をつなげていないものがあれば、繋ぐようにしましょう。アース線を繋ぐことで、漏電だけでなく電磁波による影響を抑える対策になります。

体から電気を逃がす

 

ナイロンやポリエステル製など摩擦が起きやすい服は、綿や麻製に比べて放電しにくいと言われています。体に電気を溜め込まないためにも、できれば避けたいところです。


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家電製品による電磁波の影響と、すぐにできる対策について紹介いたしました。医学的にはまだ証明されていないものの、近年の私たちの生活の中に電磁波は溢れています。ちょっとした対策で防げることは、できるだけ対応しておきたいものですね。