おいしい炊き込みごはんだけど……後に臭う?! 炊飯器の臭い取り方法


おいしい炊き込みごはんだけど……後に臭う?! 炊飯器の臭い取り方法

炊き込みご飯を作ったあとの炊飯器の臭いが気になる方は多いようです。炊飯器は、熱で圧力をかけて蒸気を出すため、食材や調味料の臭いがこびりつきやすいという特徴があります。
そのまま炊飯器に臭いを残したままではその後白米を炊く際にも臭いが移り、せっかくの美味しいお米を楽しめないなんてことになってしまいます。
そこで今回は、炊き込みご飯の後に気になる炊飯器の臭い取りの方法についてご紹介いたします。

炊飯器の臭い取り方法

 
炊飯器の臭い取りは、何の食材の臭いが残っているのか、気なる臭いに応じた方法を選ぶことで効果的に臭い取りができます。

重曹を使った炊飯器の臭い取り

 
防臭効果のある重曹を使用した臭い取りの方法です。
魚肉から出る油分や、醤油やバターなど、酸性の臭いに効果的です。
1.水を2合目ラインまで入れたあと、重曹を小さじ1杯入れる
2.「早炊き」または「お手入れ」コースを選択し、炊飯ボタンを押す
3. 終わったら電源を切り、そのまま冷ます
4.お湯を捨て、内釜、内蓋、蒸気口などを外して水洗いする
5.水気を拭き取り乾かす

クエン酸を使った炊飯器の臭い取り

 
野菜やきのこ類から出るアルカリ性の臭いにはクエン酸が効果的です。
1.水を2合目ラインまで入れたあと、クエン酸を20g入れる
2.「早炊き」または「お手入れ」コースを選択し、炊飯ボタンを押す
3. 終わったら電源を切り、そのまま冷ます
4.お湯を捨て、内釜、内蓋、蒸気口などを外して水洗いする
5.水気を拭き取り乾かす

レモンを使った炊飯器の臭い取り

 
クエン酸同様、野菜やきのこ類から出るアルカリ性の臭いに効果的です。クエン酸がない場合に代用できます。
1.水を2合目ラインまで入れたあと、輪切りにしたレモンを数枚入れる
2.「早炊き」または「お手入れ」コースを選択し、炊飯ボタンを押す
3. 終わったら電源を切り、そのまま冷ます
4.お湯を捨て、内釜、内蓋、蒸気口などを外して水洗いする
5.水気を拭き取り乾かす

塩を使った炊飯器の臭い取り

 
重曹やクエン酸等を試しても、なお臭いが気になる場合は、塩を使った方法で対処しましょう。塩水を使って煮沸することで、蒸気の出る部分を殺菌消臭していきます。
1.大き目の鍋に濃度1%の塩水(水1リットルに対し塩10g)を入れ鍋に用意します。
2.鍋を火にかけ、沸騰させる
3.沸騰した塩水に内蓋や蒸気口などの部品を入れ、10分~15分程度煮沸する
4.火を止めて、そのまま冷ます
5.冷めたら水洗いし、水分を拭き取って乾かす
※煮沸する際に、部品の樹脂部分が鍋肌に触れないように注意しましょう。



炊き込みご飯を炊いた後、お釜の中に保温保管しておく時間が長ければ長いほど、臭いが付きやすくなります。そのため、炊き込みご飯を炊いた後はなるべく早めにタッパーなどの容器に移すことで臭いの対策になります。
そして、臭いがついてしまった際には、早急に臭い取りを行うようにしましょう。