冷蔵庫レンタルの究極ガイド!選び方からコストを抑えるコツまで徹底解説

「一定期間だけ家電が借りられたら……」というときに便利な家電レンタル。中でも冷蔵庫は、生活必需家電ということもあってレンタルサービスでも特に人気の家電です。

 

本記事では、冷蔵庫レンタルを利用するメリットや選び方のポイントを徹底解説。どのような方に向いているのか、コストを抑えるコツやメンテナンスについてなど、冷蔵庫レンタルを利用するうえで気になる点についてもご紹介します。

 

「これから冷蔵庫レンタルを使ってみたい」という方は、ぜひご参考にしてみてください。

 

冷蔵庫レンタルを利用するメリット

冷蔵庫レンタルとは、料金を支払うことで一定期間冷蔵庫をレンタルできるサービスです。

 

主に家電レンタルサービスのメニューのひとつとして冷蔵庫のレンタルができるもので、購入する場合に比べさまざまなメリットが得られます。

 

【冷蔵庫レンタルを利用するメリット】

・期間限定ながらも低コストで冷蔵庫が使える

・設置後に梱包材などのゴミが出ない

・契約終了後はそのまま回収してもらえる

・修理や交換手続きの手間が少ない

 

冷蔵庫レンタルでは冷蔵庫を1ヶ月単位から、お手ごろな価格で借りられます。2年を超えると購入したほうが割安となりますが、それよりも短い期間であればレンタルを利用するほうがコストを抑えられます。

 

また、冷蔵庫を購入すると段ボールや発泡スチロール材などの梱包材がゴミとして大量に出てしまいますが、レンタルの場合は梱包材料もすべて業者が回収してくれるため、ゴミの置き場所や処分に困ることもありません。

 

契約が終わったあとは業者が回収に来てくれるため、リサイクル料金を支払って粗大ごみに出すといった手間も発生せず、圧倒的にラクです。不具合があった場合も業者がメーカーに修理依頼をかけてくれたり、交換などの対応をしてくれたりと、最小限の手続きで済みます。

 

冷蔵庫レンタルのデメリット

冷蔵庫レンタルのデメリットは以下の3つです。

 

【デメリット】

・2年を超えると購入したほうが安い

・基本的には中古品をレンタルすることになる

・メーカーが選べない場合あり

 

メリットの項でも少し触れましたが、冷蔵庫レンタルは2年を超えると購入する場合と比べて割高になりやすいです。よって2年以上使用するのであれば、購入したほうがコストパフォーマンスもよくなります。

 

また、レンタル商品は基本的に中古品のため、人が使った家電に抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。ただし、レンタル商品については丁寧な清掃・消毒を行っているため衛生的には問題なく使用できます。また業者によっては新品の冷蔵庫を指定できる場合もあります。

 

その他デメリットとしては、メーカーが選べないことが挙げられるでしょう。メーカーや機種にこだわりをお持ちの方の場合、やや不満に感じられるかもしれません。

 

冷蔵庫レンタルはどんな人に向いている?

先ほどご説明した冷蔵庫レンタルのメリット・デメリットをふまえると、冷蔵庫レンタルは次のような方におすすめです。

 

【冷蔵庫レンタルがおすすめな方】

・仕事の都合で一時的に一人暮らしをする方(単身赴任など)

・学生さん

・家の建て替えで仮住まいに移るご家族 など

 

近年は単身赴任で自宅とは別の拠点で一人暮らしをされる社会人の方や、在学中だけ学校の近くに住みたいという学生さんの間で、冷蔵庫を含む家電レンタルの利用が増えています。

 

また冷蔵庫レンタルは、家の建て替えで一時的に別の仮住まい(マンスリーマンションなど)に住まわれる場合にも便利です。

 

短い期間しか住まない家で冷蔵庫を購入した場合、元の家に帰る際には捨てたり売ったりといった手段で冷蔵庫を処分することになるでしょう。レンタルなら処分の手間も費用も掛からず、身軽に引っ越しができます。

 

冷蔵庫レンタルの種類

冷蔵庫レンタルには家庭用、業務用があります。どちらも冷蔵庫を借りられる点は同じですが、借りられる製品の種類や価格などは大きく異なります。

 

家庭用冷蔵庫レンタル

一般的に冷蔵庫レンタルというと、家庭用の冷蔵庫レンタルを指す場合が多いです。

 

家電量販店などで扱いのある冷蔵庫がレンタル対象となるため、容量・サイズ・使い勝手もちょうどいい製品が揃っていることが特徴です。また当然ながら、業務用の冷蔵庫レンタルに比べると安価で借りられます。

 

基本的には白ベース・エントリーモデルの冷蔵庫がレンタル対象品となりますが、業者によっては黒ベースデザインのおしゃれな冷蔵庫や、便利な機能を搭載した最新型の冷蔵庫が借りられるなど、ハイグレードタイプのレンタルプランも登場しています。

 

業務用冷蔵庫レンタル

業務用冷蔵庫レンタルとは、飲食店や食品会社等で使用する冷蔵庫のレンタル・リースサービスのことです。

主に厨房機器のレンタル・リース業者が提供するサービスで、ドア式の大型冷蔵庫、冷凍庫のほか、冷蔵・冷凍ショーケースなども含まれます。

 

家庭用冷蔵庫に比べて大容量・ハイパワーの製品が多く、店舗や事業の規模に応じた製品を選びやすい点が特徴です。故障や不具合が生じた場合は、メーカー修理なども依頼できます。ただしあくまでも業務用のため、家庭用冷蔵庫レンタルに比べると毎月のレンタル料は高額になります。

 

冷蔵庫選びのポイント

冷蔵庫レンタルを利用するにあたり知っておきたいのが、冷蔵庫の選び方です。

 

冷蔵庫レンタルではサイズ・容量が選べるほか、業者によっては製品グレードやデザインを選べる場合もあります。探すときはどのような点に着目すればよいのかをあらかじめ知っておき、自分にぴったりな冷蔵庫を選びましょう。

 

サイズと容量の選び方

冷蔵庫はL(リットル)の容量ベースで大きさを表すことが多く、容量が多くなるにつれて全体のサイズも大きくなります。お住まいになる方の人数に応じた容量サイズの冷蔵庫を選ぶとよいでしょう。

 

【おすすめの冷蔵庫容量】

1人暮らし 100L~
2人暮らし 160~199L
3人暮らし 200~299L
4人暮らし 350L~

 

また、生活人数以外には「自炊の頻度」も重要な基準となります。

 

たとえば、1人暮らしの方には100Lの冷蔵庫がおすすめとされています。しかし普段からよく自炊をされたり、作り置きをしていたりする方の場合、100Lでは食材の保管スペースが足りなくなる可能性があります。

この場合はサイズを上げて2人暮らし向け(160L以上)の冷蔵庫をレンタルすると使い勝手が向上するでしょう。

 

エネルギー効率と機能性

一般的に、冷蔵庫は最新モデルに近ければ近いほど省エネ性能が高くなります。これは、電気を効率よく使って冷やすための省エネ機能が充実しているからです。

 

最新モデルの冷蔵庫はレンタル費用も高めに設定されていることが多いのですが、月間・年間の電気代はより安くなります。毎月のランニングコストを節約したい方は、少し割高であってもなるべく新しいモデルの冷蔵庫を選ばれるとよいでしょう。

 

なお、冷蔵庫レンタルでは「霜取り機能」があるもの、使用頻度の高い冷蔵室が上にあるタイプの冷蔵庫などもレンタルできます。このような冷蔵庫を選ぶことで、さらに使い勝手が良くなるでしょう。

 

デザインと設置場所の考慮

冷蔵庫レンタルのベーシックプランでは白いシンプルな2ドア式冷蔵庫が借りられますが、プラン次第ではシルバーや黒などの冷蔵庫も借りられます。家電のデザインにこだわりたい方は、色やデザインが選べるプランを利用するとよいでしょう。

 

 

また、冷蔵庫レンタルをする際には「冷蔵庫の寸法」にも要注意。

 

キッチンに冷蔵庫の設置スペースが設けられているお部屋であっても、大きな冷蔵庫を選ぶとスペースが足りず、設置できない場合があります。居室に置くとしても、大きすぎる冷蔵庫を置くと圧迫感を感じてしまう可能性があるでしょう。

 

居室の広さに対し大きい冷蔵庫を置こうとした場合、搬入スペースが確保できず設置に困ってしまうケースも少なくありません。特にメゾネット物件の場合は、玄関からキッチンまでの間の階段が通れず、搬入が難しいことが多いです。

 

大きめの冷蔵庫を置きたい場合は、あらかじめ設置スペースと冷蔵庫それぞれの大きさを把握しておき、最適なサイズの冷蔵庫をレンタルすると失敗が少なくなります。また搬入経路に沿って問題なく搬入できるか(本体寸法+10cmの余裕があるか)も確認しておきましょう。

 

冷蔵庫レンタルでコストを抑える秘訣は?

冷蔵庫レンタルは業者・プランの選び方次第でよりおトクに利用することができます。なるべくコストを抑えて利用するには、次の3点を意識しましょう。

 

こだわりがない人は格安プランを選ぶと吉

冷蔵庫のメーカーや機能について特にこだわりがない方は、格安プランを選ぶとよいでしょう。

 

家電レンタル業者の多くは、ベーシックプランとして格安でレンタルができるプランを用意しています。このようなプランでは冷蔵庫のメーカー・機種・グレードを選べない場合が多いのですが、上位機種を選ぶ場合に比べてかなり低い価格で借りることができます。

 

 

目的に応じてちょうどよいレンタル期間を選ぶ

冷蔵庫レンタルを利用する際には、目的に応じたレンタル期間で契約をされるとムダがありません。

 

冷蔵庫レンタルをはじめ、家電レンタルは1カ月単位から家電を借りることができます。

 

料金だけで見れば1カ月プランがもっとも安いのですが、1カ月を超えて借りる場合は、長い期間借りたほうがひと月あたりの料金は割安になっていきます。

 

参考として、当「あるる」の冷蔵庫レンタルの料金をご覧ください。

 

レンタル料金の目安(冷蔵庫120L/税込)
1ヵ月契約 25,850円
3ヵ月契約 28,435円(ひと月あたり9,478円)
6ヵ月契約 31,031円(ひと月あたり5,172円)
1年契約 41,360円(ひと月あたり3,447円

※小数点以下四捨五入

上記の表を見ると、トータル費用は1カ月契約がもっとも低いのですが、ひと月あたりのレンタル料金は1年契約プランがもっとも低くなります。よって「1年だけ単身赴任をする」という場合などには、1年プランを利用されるのがもっとも割安です。

 

反対に「1カ月だけ学校の近くでマンスリーマンションを借りて生活する」というような場合には、1カ月プランを利用するとトータルの金額を抑えられるでしょう。

 

複数の家電を借りたい場合はセットプランを活用しても◎

「新生活では冷蔵庫だけでなく、洗濯機や電子レンジ、炊飯器などをまとめて借りたい」という方も多いのではないでしょうか? この場合はそれぞれ単品でレンタルするよりも、数点をまとめた「セットプラン」を利用したほうが安く借りられます。

 

レンタル家電サービスの多くは、生活家電3~5点がセットになったプランを提供しています。セットプランは単品プランに比べて割安で借りられるように設定されていることが多いため、まとめて借りたい人にはもってこいのプランだといえます。

 

また、業者によっては好きな家電を3~7点選べるプランを提供している場合があります。レンタルする家電が固定されていないため自由度が高く、ご自身が本当に必要な家電のみを借りられるためおすすめです。

 

レンタル料金の目安(冷蔵庫を含む3点の家電を借りた場合/税込)
1ヵ月契約 32,780円 家電1つあたり10,927円/月
3ヵ月契約 38,280円(ひと月あたり12,760円) 家電1つあたり4,253円/月
6ヵ月契約 45,980円(ひと月あたり7,663円) 家電1つあたり2,554円/月
1年契約(一括払い) 54,780円(ひと月あたり4,565円) 家電1つあたり1,522円/月
2年契約(一括払い) 76,780円(ひと月あたり3,199円) 家電1つあたり1,066円/月

※小数点以下四捨五入

 

あるるの選べる家電レンタルプラン(3/12基本家電ミニセット)の料金を例として見てみると、契約期間が長いほどトータルの費用は高くなります。

しかし、月単位での家電1点あたりの料金は、単品レンタル(1年契約でひと月あたり3,447円)に比べてかなり安くなっています。

 

好きな家電が選べる!あるるの5/12基本家電セットはこちら

少しだけ借りたい人向け!3/12基本家電ミニセットはこちら

 

レンタルした冷蔵庫のメンテナンスとトラブル時の対応

冷蔵庫レンタルを利用しているうちに故障や不具合などのトラブルが発生したら、どのような対応をしてもらえるのでしょうか?

 

レンタル冷蔵庫のメンテナンス方法

レンタルした冷蔵庫のメンテナンス方法は以下のとおりです。

 

普段のお手入れ

・表面の拭き掃除

冷蔵庫の表面が汚れた際には、なるべく早く拭きとります。汚れがひどい場合は中性の台所洗剤を薄めた液にタオル等を浸し、かたく絞ってから拭き取ります。

 

・庫内のお手入れ

庫内の引き出しやドアポケット等、取り外せるものについては一旦外し、柔らかいスポンジと台所洗剤(中性)で洗ってからすすぎます。水気を拭き取ったうえで元に戻しましょう。

 

そのほかの場所(庫内の天井、壁やドアポケット下の汁受け部分など)は、やわらかい布にぬるま湯を含ませ、やさしく汚れを拭き取ります。

 

・ドアパッキン

ドアパッキンについてもやわらかい布にぬるま湯を含ませ、やさしく汚れを拭き取ります。汚れが溜まりやすい場所なので、定期的に拭き取るとよいでしょう。

 

冷凍室、製氷室、製氷機のお手入れ

冷凍室や製氷室には霜が積もる場合があります。霜取り機能のない冷蔵庫をレンタルした場合は、ご自身で霜取りを行う必要があります。

 

・霜取り

霜が薄い場合は、40℃くらいのお湯で濡らしたタオルで拭き取ります。

 

霜が分厚い場合は、一旦食材を取り出し(クーラーボックスに入れておくと便利です)、冷蔵庫の電源を切って(コンセントを抜いて)霜が溶けるのを待ちます。霜が溶けたあとは乾いたタオルで水分を拭き取り、電源を入れ直して食材を戻して完了です。

 

なお、アイスピックなどで霜を削ったり、ドライヤーで温めたりするのはNGです。冷蔵庫に傷がついたり、冷凍庫が変形してしまったりして故障につながる恐れがあります。

 

・製氷機のお手入れ

自動製氷タイプの冷蔵庫には給水タンクが備わっており、普段は給水タンクの水洗いのみでかまいません。

 

製氷機内部の汚れが気になる場合は、製氷機用の洗浄剤を使うか、クエン酸(または酢)と食紅を水で薄めた溶液(※)を使って製氷を行います。この時出た色付きの氷は捨てましょう。

 

※クエン酸大さじ1に対し、食紅数滴、水300mlを混ぜる

 

洗浄剤が氷として排出された後は、色のついた氷が出なくなるまで水道水で3~5回製氷をします。

洗浄することで貯水タンク内部のフィルターがきれいになり、常に衛生的な氷を作れるようになります。

 

故障や不具合時の対応策

冷蔵庫の不具合としては「霜が付いている」「冷えない」「冷蔵庫内の食材が凍ってしまう」といったケースがあります。霜が付いている場合は、お手入れの項でご説明した「霜取り」を行いましょう。

 

また、冷蔵室の冷えが悪い場合や食材が凍ってしまう場合は庫内の温度調整つまみで冷え具合を調整します。それでも直らない場合は、一旦コンセントプラグを抜いたあと、再び差し直して2~3日様子を見ましょう。

 

 

保証とサポートサービス

冷蔵庫レンタル業者ではレンタル商品の保証・サポートを行っています。

 

冷蔵庫に不具合が生じたとき、対処をしても直らない場合は、レンタル業者に連絡をしましょう。自然故障の場合は無償交換、またはメーカー修理などのサポートが受けられます。ご自身の故意や不注意での故障の場合は、有償での交換・修理対応となります。

 

冷蔵庫レンタルで生活を便利に!

本記事では冷蔵庫レンタルのメリットや向いている人の特徴、冷蔵庫選びのポイントをご紹介しました。

 

冷蔵庫レンタルは短期間だけ冷蔵庫を借りたい方におすすめのサービスです。また、他の家電と組み合わせて借りる場合、セットプランを利用することでよりおトクに利用することができます。

 

あるるでは冷蔵庫を含む12種類の家電からお好きな家電を選べるセットプランもご提供しております。家電をまとめて借りたい方や新生活をスタートされる方は、ぜひご検討くださいね。

 

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本記事が冷蔵庫レンタルのご利用を検討されている方の参考になれば幸いです。