洗濯機のすすぎの回数は? 正しく節水するポイント
最近では、洗濯機のすすぎ1回に対応している洗剤が増えています。すすぎ1回の洗剤を使いながらも、本当に洗剤が落ちているか心配で、すすぎを2回している方もいるのではないでしょうか。
すすぎの回数を減らすことは節水や時間短縮につながるため、できれば安心して減らしたいものです。
そこで今回は、洗濯におけるすすぎの回数の決め方と、すすぎ1回の際の注意点を詳しくご紹介いたします。
洗濯機のすすぎの種類
通常の洗濯機では、すすぎが2回に設定されており、「洗い→排水→すすぎ(1回目)→脱水(1回目)→すすぎ(2回目)→脱水(2回目)」という流れになっていますが、すすぎ1回コースや、手動ですすぎを1回に設定できるようにもなっています。
また、通常のすすぎは洗濯槽の指定された水位まで注水してすすぐようになっていますが、「注水すすぎ」という満水になっても注水し続けながらすすぐ方法もあります。注水すすぎは、常に新しい水を注ぎながらすすぐので、すすぎ残しの心配が少ないいっぽうで、水の使用量は最も多くなります。
洗濯機のすすぎの回数の決め方
洗濯機のすすぎの役割は、衣類の繊維の奥まで浸みこんだ洗剤成分を、衣類に残らないよう水ですすぎ流すことです。したがって、洗剤成分が全て水で落とせるかどうかがポイントとなります。
すすぎの回数は、基本的には使う洗剤のラベルに記載がある方法を選びます。「すすぎ1回OK」の洗剤なら1回で洗剤成分がしっかりとすすぎ落とせるようになっています。
すすぎ1回で十分に落とせるのであれば、必要以上に水量を要して時間をかけ、衣類にダメージを与える必要はありませんね。
液体洗剤はすすぎ1回に対応したものが多いのに対し、粉末洗剤は水に溶けにくいため、すすぎが2回必要なことが多くなっています。すすぎ2回を推奨されている洗剤なら、衣類に洗剤成分が残らないようにしっかりと2回すすぐようにしましょう。
また、肌が洗剤の刺激に弱い赤ちゃんやアレルギーがある場合は、すすぎ2回や注水すすぎを取り入れた、念入りなすすぎをおすすめします。
節水する際の注意点
すすぎ1回でOKの洗剤を使用しても、洗剤を投入する量が水量に対して多すぎる場合は、1回では十分にすすげない場合もあります。節水のためにすすぎ1回にするのであれば、必ず水量に応じた量の洗剤を投入しましょう。もし、洗濯物の汚れが酷く、洗剤を多めに入れる場合は、すすぎも2回に設定しましょう。
また、液体洗剤でも、おしゃれ着用の洗剤などすすぎ2回を推奨しているものもあるので、洗剤ラベルをしっかりと確認しましょう。
洗濯機のすすぎの回数について紹介いたしました。
すすぎ2回を1回に減らすことで、節水や時短、衣類のダメージなど、得られるメリットはたくさんあります。いっぽうで、間違った方法ですすぎ回数を減らしてしまうと、肌荒れの原因にもなるので注意が必要です。
洗剤のすすぎの回数をしっかりと見極めて、賢く節水するようにしましょう