コーヒーメーカーで美味しいコーヒーを淹れるコツとは?
朝の目覚めやリラックスタイムなど、コーヒー好きにとって自宅で飲む珈琲は、できるだけ美味しく頂きたいものです。そんななかで、豆と水をセットしスイッチを押すだけで、簡単に美味しい珈琲を淹れられるコーヒーメーカーは、とてもありがたい存在なのではないでしょうか。
さて、使用するコーヒーメーカーや原料は同じでも、ちょっとした工夫をすることで、より美味しい珈琲を淹れることができることをご存知でしょうか。今回は、コーヒーメーカーで美味しい珈琲を淹れるコツを紹介したいと思います。
コーヒーメーカーで美味しい珈琲を入れるコツ
分量は正確に
1杯分で使うコーヒー豆の量はコーヒーメーカーによって決まっており、コーヒーメーカーに付属している計量スプーンを使用して分量を量ります。
しかし、その分量は標準の目安であり、コクの深いコーヒーを飲みたい場合には豆の量を増やすという方が意外と多いようです。
しかし、コーヒーメーカーで美味しい珈琲を淹れるには、豆の分量を正確に測ることが非常に大切。より深いコクを味わいたい場合は、分量を増やすのではなくコーヒー豆を深炒りのものに変えたり、挽き方を変えたりするなど、コーヒー豆で調整するようにしましょう。
豆の保管に気をつけよう
コーヒー豆は腐らないイメージがありますが、美味しくいただくためには鮮度がとても重要です。袋を開けた瞬間から、コーヒー豆の酸化ははじまってしまい、雑味による苦味がどんどんと増してしまいます。挽いた状態の豆は、豆の状態よりもさらに酸化が早いので、使用後はしっかりと封をして密閉容器で保管し、できるだけ1〜2週間ほどで使いきるようにしましょう。
水は好みに合わせて
コーヒーメーカーで使用する水は、水道水で構いませんが、軟水を使用するか硬水を使用するかによって、味わいにも変化が生じます。
軟水を使用すると、口当たりがまろやかで飲みやすい味わいとなり、硬水を使用するとマグネシウムやカルシウムを多く含むため、独特の苦みが生じます。
ペーパーフィルターをきちんと折って使おう
コーヒーを淹れる際に使用するペーパーフィルターの折り方でも、出来上がりの味に違いが出てしまいます。ポイントは、しっかりと折って使用すること。円錐型でも台形型でも、紙の溶接部分をしっかりと折り込むことで、コーヒーメーカーとペーパーフィルターに隙間ができないようにしましょう。
もしお使いのコーヒーメーカーがメッシュフィルターのタイプの場合、メッシュフィルターの上にさらにペーパーフィルターを設置することで、雑味を抑えたまろやかな味にすることができます。
蒸らし時間にこだわろう
コーヒーは、抽出前に蒸らすことで味や香りが引き立ちます。コーヒーメーカーによっては蒸らし時間が無いものもありますので、その場合にはスイッチを入れて粉がお湯で湿ったタイミングで、一旦スイッチを切り強制的に蒸らし時間を作りましょう。30秒程度経過後に、再びスイッチを入れることで、粉がお湯でふくらんだ状態で美味しい珈琲本来の味が抽出されやすくなります。
使用後はしっかり洗って乾燥させよう
コーヒーメーカーを使用した後は、目立たない部分に豆の油分やカスが付着しています。次に使用する際に雑味のない珈琲を淹れるためにも、しっかりと洗剤を使って水洗いをして落とすことが大切です。洗ったあとは洗剤の香りが残らないように、よくすすいで乾燥させましょう。
コーヒーメーカーで珈琲を美味しく淹れるコツを紹介いたしました。普段何気なく使用しているコーヒーメーカーですが、ちょっとした手間や工夫次第で、より美味しい珈琲を味わえますので、試してみてはいかがでしょうか。