玄米を食べて健康に! 苦手でも美味しく食べられる方法とは


玄米を食べて健康に! 苦手でも美味しく食べられる方法とは

精米後の白米と比較して、栄養価が高く身体によいと言われている玄米。精米する際に取り払われてしまう「糠層」や「胚芽部分」に含まれるビタミンB1は白米の約5倍、食物繊維は約6倍と豊富で、他にもミネラルや、タンパク質、脂質、葉酸、イノシトールなど多くの栄養素が含まれています。
しかし、においや風味が苦手で、玄米が良いと知りながらも、普段の食卓に取り入れられないでいる方も多いようです。
そこで今回は、玄米の選び方や美味しい食べ方について紹介したいと思います。

玄米の選び方

 

玄米は固い表皮に覆われており消化が悪いため、発芽玄米を選びましょう。発芽玄米とは、玄米をわずかに発芽させたもので、ぬか部分も柔らかくなるため玄米よりも食べやすくなります。胚芽部分が膨らみ玄米特有のパサパサ感がないため、玄米が苦手な方でも食べやすいでしょう。
発芽させることで眠っていた酵素が活性化されるため、普通の玄米よりも栄養価も甘味も強くなるという点でもおすすめです。

また、玄米は白米と異なり皮も食べる完全食であるため、残留農薬があるものは避けたいものです。できるだけ無農薬のものか、それに近いものを選ぶことで、安心していただくことができるでしょう。

玄米の美味しい食べ方

 

発芽玄米の場合は、お米を洗ったり研いだりする必要はありません。分量よりやや多めの水(炊飯器の目盛りより5mm程度上が目安)を入れ、30分程度浸してから通常の白米同様の方法で炊飯器を使用して炊きましょう。
慣れないうちは、玄米1に対して白米4の割合でブレンドし、徐々に玄米の割合を増やしていきます。黄金比は、玄米1に対して白米2だと言われています。白米は無洗米を選べば、研がずに混ぜて一緒に浸水させられるので手間がかかりません。
また、塩を加えて炊くことで、玄米特有の臭みを消すことができます。量の目安は、玄米1カップに対して塩1g程度です。塩の代わりに梅干しを入れても美味しいです。

玄米は、油との相性がよいのでチャーハンにしていただくのもおすすめです。少し硬めに炊き、お好きな具材と一緒にフライパンで炒めましょう。



玄米が苦手な方に向けて、玄米の美味しい食べ方を紹介いたしました。玄米は栄養が豊富なので、ぜひ苦手を克服し食卓に取り入れたいもの。ちょっとした工夫で、美味しくいただけるので、ぜひチャレンジしてみてください。