乾燥機は生地が傷む? 乾燥機が使用できない衣類をチェック!
家庭用のドラム式乾燥機や、コインランドリーの乾燥機など、衣類を回転させながら乾燥させるタンブラー乾燥は、衣類に負担をかけやすく、時には生地を傷めてしまいます。
多くの衣類にはタンブラー乾燥の使用が可能かどうかの表示がありますが、なかには判断に迷う場合もあるかと思います。そこで、タンブラー乾燥での乾燥ができないものは一般的にどのようなものかについて紹介いたします。乾燥機使用の際の目安にしてみて下さい。
乾燥機が使えないもの
タンブラー乾燥は、強い熱風を洗濯物に当てることで、短時間で衣類を乾かします。乾くまでの一定時間、衣類に熱風をあて続けるため、熱に弱いデリケートな生地はダメージを受けて縮んだり傷んだりしてしまいます。
また、乾燥機では衣類をぐるぐると回転させるため、型崩れしやすいものや装飾の付いているものも控えるようにしましょう。洗濯機で洗えないものも、乾燥機を使用することは基本的にはできません。
・「ウール」「シルク」「レーヨン」「キュプラ」製品
・裏が透けるような「薄い」生地
・ニットなどの「目が粗い」生地
・「刺繍」などの装飾がついているもの
・「熱に弱い」プリントが施されているもの
・「皮・革・毛皮」製品
・タイツ、ストッキング類
・クッション、枕などの中綿やスポンジを使用したもの
・カーテン類
・裏がウレタンやゴム製のマット類
乾燥機で衣類を傷めないための対策
心配な場合は浴室乾燥機で乾かそう
高級なものやお気に入りのもの、乾燥機を使用することで痛みが起きる心配があるものは、乾燥機の使用を避け、浴室乾燥機を使用するようにしましょう。
洗濯物を入れるカゴをあらかじめ2つ用意しておき、乾燥機で乾燥させるものと、浴室乾燥機で乾燥させるものとに分けておくと、分別の失敗が起こらないでしょう。
乾燥機は短時間使用とする
痛みが心配なものは、乾燥機では完全に乾かさずに短時間使用とし、生乾きの状態で乾燥機から取り出すことで、生地の傷みを抑えることもできます。
短時間でも衣類が温まるので、その後の室内干しにかかる時間が短縮できます。
衣類乾燥機を使用することで傷むものはどのようなものかを紹介いたしました。
大切にしている服が縮んだり、型崩れが起きて着られなくなったりすると悲しいものです。乾燥機を使用するかの判断に失敗しないよう、乾燥機を使う前には必ず洗濯表示を確認するようにし、迷ったときはできるだけ浴室乾燥機を使用するようにしましょう。