洗濯機の機能「注水」って何?
洗濯機にはさまざまな機能がありますが、その中でもすすぎに注目をすると「注水」という機能があることに気づきます。
注水とはどのような機能で、標準のすすぎ方とは一体何が違うのでしょうか。どのような場合に使うのかを含め、今回は洗濯機の注水機能についてお伝えします。
洗濯機の「注水」とは
洗濯機の注水機能とは、すすぎの間、水を少しずつ出し続けておこなう「注水すすぎ」をするときに必要な機能です。
冷凍したものを水道の蛇口を少しだけ開けてチョロチョロとした流水で解凍するように、すすぎの間に一定量の水を給水し続けながらすすぎをします。
汚れものを洗濯機に入れてスタートボタンを押すと始まる標準コースでは、決まった量の水を使ってすすぎ、排水するのを2回繰り返す「ためすすぎ」がおこなわれます。
注水すすぎがあるのはどうしてなのでしょうか。
注水すすぎのメリットとは
注水すすぎは、汚れのひどい洗濯物や毛布などの大物を洗うとき、赤ちゃんがいて念入りにすすぎをしたいときなど、ためすすぎよりもしっかりとすすぎたいときに使う機能です。
注水すすぎでは給水しながらすすぎをするため、ためすすぎよりもきれいにすすぐことができます。
洗剤残りや汚れ残りなどが起こりにくいのがうれしいメリットです。その一方で、使用する水の量はためすすぎよりも多くなります。
洗濯機に任せっぱなしにせず自分で判断を
洗濯機は、洗濯槽に入った汚れ物の量(重さ)で使用する水の量を決めています。毎回洗濯にかかる水量や時間が変わるのはそのためです。これは大変便利な機能ですが、汚れ方までは考慮していません。
つまり、汚れがひどいものを入れても、少ししか汚れていないものを入れても、重さが同じならすすぎの仕方や水の量は変わらないということです。
そのため、どの洗濯機にも標準コースだけではなく、自分の好みでコースを設定する機能が設けられています。ご自宅の汚れものに応じて、注水すすぎかためすすぎかを選んでください。
洗濯機には、汚れものの素材や汚れ方に応じていろいろなコースが用意されています。
注水とはどのような機能で使う水の量はどれくらいなのか、詳しいことは取扱説明書に書かれていますので、読んで賢く使いこなしましょう。
最近ではインターネットから説明書をダウンロードできる場合が多いので、説明書が見当たらない場合には、そちらを利用するのがおすすめです。