ビールがおいしい季節到来! すぐ冷やすには、冷蔵庫のどこに入れるのが正解?
ゴールデンウィークが過ぎ、初夏もすぐそこといえるこの季節、ビールが恋しくなるという方は多いのではないでしょうか。
夏場にキンキンに冷えたビールを飲む瞬間は、しあわせを感じる瞬間のひとつです。
しかし、冷えたビールを飲むには、当然ながら冷やす作業が必要になります。
ビールは冷蔵庫のどこで冷やすのが効率的なのか、また避けたほうが良い場所についてもご紹介します。
ビールの種類で適温が変わる
ビールにはその種類によって適温があるということをご存知でしたか。
日本人が好むのはラガーという発酵の仕方で作られるピルスナー呼ばれるタイプといわれています。スーパーやコンビニで買えるビールのほとんどがこのピルスナーにあたります。
ピルスナーの適温は4~8℃とされ、季節でさらに細かく適温が変わります。
夏なら4~6℃で、冬なら6~8℃がおすすめです。冷蔵庫に入れてから約4~6時間で飲み頃まで冷えますが、そのときに注意したいのが冷蔵庫のどこにビールを入れるかです。
冷蔵庫には冷気吹き出し口がある
冷蔵庫にはいくつかの部屋がありますよね。冷蔵室と冷凍室、野菜室があり、冷蔵室の下部にチルドルームがあるのが一般的です。
温度設定が「中」または「通常」の場合、それぞれの温度は、冷蔵庫が約3~6℃、冷凍室が約-20~18℃、野菜室が約3~8℃、チルドルームが約0~2℃とされています。
冷蔵庫の設定温度だけを見ると、チルドルームか冷蔵庫に入れておくのが一番良さそうです。しかし、冷蔵庫は1日に何度も扉や引き出しを開け閉めして使います。
冷蔵庫は、扉や引き出しを開けると冷気が逃げて冷蔵庫内の温度が上がり、閉めると温度が下がります。
多少の温度の上がり下がりがあるにしても、冷蔵庫の温度が一定に保たれているのは、冷気が冷気吹き出し口から送られてくるためです。
ビールを入れる場所と入れてはいけない場所
つまり、冷蔵室の中でも設定温度が低めのチルドルームか冷蔵庫の冷気吹き出し口の近くにビールを入れておくと、効率的に冷やせるといえます。
通常は、冷蔵庫の上部(冷蔵庫内の天井)や奥に冷気吹き出し口がありますので、取扱説明書で確認をしてください。
注意をしたいのが、扉に設けられている飲み物用のドアポケットです。
ほとんどの冷蔵庫に設けられていますが、扉付近は温度の上がり下がりが激しいため、効率的に冷やすのには向いていません。
早く冷たいビールが飲みたいときには避けましょう。
冷蔵庫で効率的にビールを冷やすには、チルドルームか冷蔵室の冷気吹き出し口の近くに入れておくようにしましょう。
冷蔵庫には設定温度を調節する機能や短い時間で急速に冷やす機能もありますので、取扱説明書を確認の上、必要に応じて使い分けてください。