賃貸への引っ越し 一年で最もお得な時期はいつ?


賃貸への引っ越し 一年で最もお得な時期はいつ?

賃貸物件へ引越しをする際は、お部屋の家賃に加えて契約手数料や敷金・礼金などのほか、引越し業者への引越料金など、たくさんの出費があります。
できれば、なるべくお値打ちに引っ越しをしたいと考える方は多いでしょう。
引越し料金は、時期によって料金が大きく変動します。転勤や入学時などで引越し時期が限定されていない場合なら、お値打ちな時期に引っ越しをすることで、コストを抑えることができます。
そこで今回は、賃貸へ引っ越しをする際に、不動産会社へ支払う料金と引越し業者へ支払う料金との両面から、一年の中で最もお得な時期はいつなのか、について詳しく紹介いたします。

引越し料金が安い時期は?

 

引越し業者では、5月下旬~2月頃までを「通常期」と呼ぶのに対して、依頼数が増える3月~5月上旬の時期を「繁忙期」と呼びんでいます。引越し料金は、荷物の量と移動距離とで算出されますが、繁忙期の料金は通常期に比べ、荷物の量や移動距離が同じでも2倍以上になり、地域によっては4~5倍にまで跳ね上がることもあります。
逆に通常期の中でも特に依頼数が少ないのが、7~8月と12月~1月です。この時期は、各引越し業者が依頼者を獲得するために価格を下げるので、引越し料金をお値打ちに抑えることができます。

賃貸物件を借りるのにお値打ちな時期は?

 

引越し料金と同様、賃貸物件の家賃や初期費用にも一年を通して変動があります。
これは、入居契約者が増える時期とそうでない時期とで、空室物件の量に波があるためで、空室が多い時期に家賃が下がったり、賃貸借契約の手数料に値引きが起きたりしやすいためです。
一年を通して入居契約者が増える時期は3月です。その前後の2月から4月中旬ごろまでを含めて、学生や新社会人、転勤者を中心に新年度スタートに合わせて賃貸物件を探し契約をします。家賃が多少高くても、どんどん空室が減る時期なので、家賃は相場よりも高めになることが多いです。
この引っ越しの波が落ち着く4月下旬以降になると、空室が出ても入居する人が減るので、家賃は次第に下がる傾向にあり、9月~10月の第二の転勤時期前となる8月が最も下がる時期だと言えるでしょう。



このように、賃貸物件を借りる初期費用、および引越し業者へ支払う引越し料金の両面を見て、一年を通して最もお値打ちなのは8月だと言えます。加えて値引きをしやすいのもこの時期です。
ただし、賃貸の部屋探しに関しては、既に良い物件は借りられてしまっているなど、希望条件に合った部屋を見つけにくいといったデメリットも起きやすい時期でもあります。そのため、余裕を持って部屋探しを始められることをおすすめします。
また、9月に入ると新築物件が出回る時期にもなるので、不動産会社に希望する条件をあらかじめ伝えておくことで、希望条件にあったお部屋を紹介してもらえやすくなるでしょう。