残暑も要注意! 熱中症の対策方法を改めてチェックしよう!
熱中症といえば真夏の7~8月ごろに起こるもの、と思っていませんか? 実は残暑シーズンの9月も、まだまだ熱中症には要注意な時期。ここでは、つい油断しがちな残暑の熱中症を防ぐ“対策方法”をご紹介します。
残暑でも熱中症になるのはなぜ!?
熱中症は気温・湿度が高く、風が弱い場所で発生しやすい特徴があります。これは体の熱が外に発散されにくく、体内に熱がこもりやすいからです。
特に7~8月の真夏シーズンは、1年の中で気温が最も高くなることから、熱中症リスクが最も高い時期です。
しかし最近では9月ごろになっても気温が下がりにくく、厳しい残暑が続きます。また、9月は夏の疲れがドッと体に出やすい時期でもあります。そのため、9月も引き続き熱中症対策が必要なのです。
熱中症は室内でも起こる!
室内であっても、気温・湿度の条件によっては熱中症になってしまうことがあります。
特に少し暑さが和らいだからといって冷房を控えたり、水分を取らなかったりすると、熱中症を引き起こす恐れがあります。体調不良の方や、お年寄り・乳幼児は熱中症になるリスクが高いため、しっかりと熱中症対策をしておきましょう。
マスク着用の熱中症にも注意
マスクを着用すると内側に熱がこもりやすくなります。さらには喉の渇きを感じにくくなるため、気付かないうちに脱水症状を引き起こすことも。
マスクを着用する際は、こまめな水分補給が大切です。また、屋外での着用時にどうしても暑くて耐えられない場合は、涼しい場所で休憩するか、人との距離を2m以上空けてマスクを外し、熱を逃がしてあげましょう。
熱中症を防ぐ対策方法は?
熱中症を防ぐには「涼しい場所で過ごす」「水分・塩分補給をする」「日除けグッズを活用する」などの対策方法があります。順番に詳しくチェックしていきましょう。
涼しい場所で過ごす
熱中症の主な原因は「体に熱がこもってしまうこと」です。特に蒸し暑い残暑の時期は、まだまだ警戒が必要。
外を歩くときはなるべく日陰を歩くとともに、気温が高い時間帯に出歩くのを控えるなどの対処を心がけましょう。
水分・塩分補給をする
熱中症の対策として重要なのが「水分・塩分の補給」です。体内の水分が少なくなると汗をかく量も減少します。従来であれば体の熱を発散させてくれる汗が出なくなると、体温がどんどん上がって熱中症を引き起こすのです。
のどが渇く前に、スポーツドリンク、もしくは水+塩タブレットなどをこまめに摂るようにしましょう。
日除け・涼感グッズを活用する
頭から首にかけての部分は太い血管が通っており、日光の熱で温められることで熱中症を引き起こしやすくなります。熱中症を予防するには、日傘や帽子で守ってあげましょう。
また、ゆったりした服装を心がけること、屋外を歩く際には涼感タオルや保冷剤などでこまめに体を冷やしてあげることも重要です。
熱中症にならないためには、普段の生活にも気を付けよう
熱中症は体調不良のときにおこりやすいといわれています。
特に睡眠不足や体調不良の日、アルコールを飲みすぎた日などは、熱中症リスクが高くなるので気を付けましょう。
また、普段から運動不足の方や、長時間空調の効いた部屋で過ごしている方も要注意です。体力が不足している方は暑さに弱いので、どうしても熱中症にかかりやすくなります。
熱中症予防のためには定期的に軽い運動をするなどして体力をつけるとともに、暑さに慣れておきましょう。
残暑は9月下旬ごろまで続くことも少なくありません。そのため、冷房なしで過ごせるほど涼しくなるまでは、熱中症対策を徹底することが大切です。
毎日を元気に過ごすためにも、しっかりと対策をして予防しましょう。