羽毛布団は洗える? 家庭でできる洗い方



軽いのに保温性が高くあたたかい羽毛布団。しかし、使っているうちに汚れやニオイが気になることもありますよね。もしお持ちの羽毛布団が丸洗い可能なものであれば、自宅で洗うことができますよ。
今回の記事では、羽毛布団の洗い方のポイントや、注意点をご紹介します。
羽毛布団の汚れにお悩みの方は、ぜひ試してみてくださいね。

羽毛布団を自宅で洗うには? 洗い方の手順

羽毛布団を自宅で洗うにあたり、まず確認しておきたいのが「丸洗いできるかどうか」です。
近年は丸洗いできるタイプの羽毛布団が増えていますが、必ず洗濯表示タグを確認し、水洗いができるかどうかを確認しましょう。
もし丸洗いができない場合は、布団クリーニングに出すことをおすすめします。

丸洗いする際は天気も確認しよう

丸洗いができることを確認できたら、つぎは天気をチェック!
よく晴れた日で、かつ湿気が多い「雨の翌日」ではない日を選びましょう。
羽毛布団が乾くまでに時間がかかるため、洗い始める時間帯は朝早くがおすすめです。

羽毛布団が「丸洗い可」で「よく晴れたお天気の日」の条件をクリアしていたら、
さっそく以下の手順で洗っていきましょう。

羽毛布団を洗う手順(洗濯機)

羽毛布団が洗濯機洗いできるものであれば、手軽に洗うことができます。
ただし洗濯機の容量によっては、布団が洗えない場合もあるので気を付けましょう。
シングル布団なら5kg以上、セミダブルなら7kg以上が目安です。
また、中の羽毛を傷めるアルカリ性洗剤ではなく、「おしゃれ着用洗剤」を使うのがポイントです。

【手順】
1.羽毛布団のほこりなどを取り除いたら、三つ折りか四つ折りにしてくるくると丸める
2.布団用ネットに羽毛布団を入れる
3.洗濯機に水をはり、おしゃれ着用洗剤をよく溶かす
4.布団コースや大物コースなどでやさしく洗う
(専用コースがない場合は、弱水流でやさしく洗うのがベストです)
5.風通しのよい場所で乾かす

1日で乾かない場合は、室内に布団干しスタンドなどを置き、サーキュレーターや扇風機で風を送って乾かしましょう。生乾きのままだと雑菌が繁殖し、不衛生な状態になってしまいます。

羽毛布団を手洗いする方法は?

羽毛布団には「水洗いはできるが、洗濯機では洗えない」というものもあります。そのような場合は、浴槽を使って手洗いしてみてはいかがでしょうか。
洗濯機のときと同じくおしゃれ着用洗剤を使い、よく晴れた日の朝を選んで始めましょう。

手洗いの手順

1.浴槽にぬるま湯(40℃以下)を張り、おしゃれ着用洗剤を混ぜ溶かす
2.三つ折りにした羽毛布団を沈め、弱い力で踏み洗いをする
3.浴槽にひっかけて一旦水を抜き、水が濁らなくなるまで2~3回すすぐ
4.浴槽にかけておくか洗濯機の脱水機能で水を抜き、風通しのよい場所に干す

羽毛布団を洗うときの注意点は?



羽毛布団を洗うときは、とにかくやさしく洗うのがポイントです。強い水流で洗う、強く踏む、手でぎゅうぎゅう絞る……などの行動をすると、中の羽毛が折れて弾力がなくなってしまいます。
あくまでやさしく洗うことを意識しましょう。

また、干したときに日差しが弱かったり、湿度が高かったりするとなかなか乾きません。
特に冬場は気温が低いうえ日差しも弱いので、乾きにくくなります。冬に羽毛布団を洗いたい場合は、コインランドリーやクリーニングなどを利用することをおすすめします。

ちなみに、羽毛布団は頻繁に洗いすぎるのもあまりよくありません。洗うたびに中の羽毛や側生地がこすれ、傷みやすくなってしまうからです。基本的には1年で1回程度、シーズンオフのタイミングで洗えばよいと覚えておくといいですね。
定期的にお手入れをして、常に清潔&ふわふわな状態を保つようにしましょう!