お肉のおいしさをキープする方法は? 冷蔵や解凍の上級テクニック
調理で使い切れなかったお肉は、冷凍しておけば後日使うことができ便利です。お肉が安い日にまとめ買いをし、数日分や1週間分を冷凍保存しているという家庭もあると思います。
しかし、お肉を解凍したときに味が落ちていると感じた経験を持つ方は少なくないと思います。また、冷凍焼けや傷みが起きてお肉を料理に使えなくなることもあるかもしれません。
そこで今回は、お肉のおいしさをキープする冷凍や解凍のテクニックをご紹介いたします。
お肉を冷凍するときのポイント
お肉を冷凍するときには、以下の5つのポイントを意識してみましょう。
1. 空気が入らないようにする
お肉は空気に触れると酸化が進んで傷んでしまいます。買ったパックのまま冷凍すると長持ちしないので気をつけましょう。
お肉はパックから出してラップをし、さらにフリーザーバッグなどに入れて冷凍するのが正解です。フリーザーバッグには冷凍した日付を書いておくと便利です。
2. 表面の水分を取っておく
お肉を買ったときにはパックにドリップ液が出ていることがあります。この水分を拭き取ってから冷凍すれば、解凍したときにお肉の臭みが起きにくくなります。
3. 小分けにして冷凍する
お肉は1回で使い切る量に分けて冷凍するのがおすすめです。お肉を塊のまま冷凍すると解凍に時間がかかってしまいますし、せっかく解凍しても余らせてしまう可能性もあります。
4. 急速冷凍を心がける
お肉の鮮度を落とさないためには、一気に凍らせることが大切です。冷蔵庫に急速冷凍室がついている場合にはお肉の冷凍に活用しましょう。急速冷凍機能がない場合には金属トレーに載せたり、金属のケースに入れたりすれば素早く冷凍できます。
5. 下味をつけてから保存する
冷凍前に料理酒やワイン、味噌や醤油などで下味をつけておくのもおすすめの方法です。味つけをしておけば解凍後にすぐ使える上、お肉の細菌繁殖を抑えられる嬉しい効果も期待できます。
お肉の解凍にもコツがある?
お肉の解凍は、保存袋ごと流水に当てる流水解凍か、冷蔵庫に移してゆっくり解凍させる冷蔵庫解凍がおすすめです。ほとんどの電子レンジには解凍機能がついていますが、電子レンジで解凍すると加熱のムラがおきることもあります。加熱しすぎないよう、半解凍の状態で電子レンジをストップさせるよう心がけましょう。
解凍のために電子レンジの温め機能を使ったり、暑い時期に室温解凍をしたりすると、お肉の味わいが損なわれることがあります。解凍は低温でじっくりと行い、半分程度解凍したところで調理に使うのが最適です。
お肉は急速冷凍し、使うときに低温でゆっくり解凍するのがおいしさを保つための鉄則です。正しい方法で冷凍や解凍をすれば、買ってきたばかりのお肉と同じような味わいを堪能できますよ。
お肉を大量に購入したときには、ぜひ小分けにして冷凍し、毎日の食事に便利に活用してみてくださいね。