春だけでなく秋の花粉にも注意! 早めに取り入れたい秋の花粉対策とは



花粉症といえば春に飛散するスギやヒノキの花粉のイメージが強いと思います。しかし、秋に花粉症に悩まされる方も意外と多いのです。
秋の花粉症はブタクサなどいくつかの花粉によって引き起こされます。夏の終わりから秋の初めという季節の変わり目には体調不良が起きることもあるため、花粉症の症状だと気づいていない方もいるかもしれません。
ここでは、秋の花粉症の特徴や、どのように対策すべきなのかを解説していきます。

秋の花粉症とはどんなもの?

夏から秋にかけて花粉症に悩まされる方もいると思います。秋の花粉症は春の花粉症に比べると発症する人が少ないため注目されにくいですが、人によってはかなりつらい症状が起きているものです。
秋口になるとくしゃみや鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなどの症状が起きやすいという場合、ブタクサの花粉症なのかもしれません。ほかに、喉のかゆみやセキ、口の乾き、熱っぽさといった症状が出ることもあります。

秋の花粉症を引き起こす植物とは

秋の花粉といえばブタクサが有名です。ブタクサは道端や公園、河川敷などでよく見られる植物で、草丈は1~2mほど。無数の黄色い花を咲かせ、風媒花として花粉を散らします。ブタクサの花粉はスギ花粉の半分ほどの大きさで、気管支に入りやすく症状を悪化させやすいという特徴をもちます。
ほかに秋口にはヨモギやカナムグラの花粉に反応することもあります。また、近年の温暖化による影響で、春ではなく秋のタイミングでスギが開花し花粉が飛ぶケースもあるのだそうです。

秋の花粉症を緩和するための対策4つ

ブタクサなどの植物に近づかない

ブタクサなどの秋の花粉はスギやヒノキに比べると植物の丈が低いため、花粉の飛散距離は数m~100m程度です。ブタクサなどが生息している場所に極力近づかないよう気をつけるだけでも効果があります。

衣服に花粉を寄せつけない

花粉の付着が少ない衣類を選び、マスクなどで鼻や口をガードしましょう。帰宅後には衣服の花粉を払い落とし、うがいや洗顔をするのがおすすめです。室内をこまめに清掃することも有効な花粉対策になります。

洗濯物や布団を外に干さない

花粉が気になる時期には、洗濯物は室内干ししたほうがよいでしょう。また、布団を干すと花粉の付着によって夜中に花粉症の症状に悩まされることがあります。布団乾燥機や布団クリーナーを使ったり、クリーニングに出したりと工夫してみましょう。

空気清浄機を導入する

花粉に悩まされがちな方は自宅に空気清浄機を導入してみましょう。24時間稼働させておけば秋の花粉を撃退できる上、室内の空気がクリーンになって過ごしやすくなるという利点もあります。



秋の花粉対策は、基本的には春の花粉対策と同じです。屋外ではマスクを身につけ、帰宅時には花粉を室内に持ち込まないよう心がけましょう。
花粉症の症状がつらいときにはお医者さんに相談し、症状を緩和させる薬を処方してもらうのもおすすめです。