部屋の空気は健康に大きな影響を与えている?

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皆さんは部屋をキレイにしていますか?
また、毎日換気をして空気を入れ替えていますか?
実は部屋の空気が汚れていると、さまざまな健康被害を引き起こしてしまうのです。

そこで今回は、部屋の空気と健康の関係についてご紹介していきます。

空気が汚れていると体にどんな影響が?

部屋の中には数万のホコリが散っていますが、ホコリを吸い込んだからといって病気になるわけではありません。
しかし、病気に対する免疫力が低下してしまうのです。

部屋が汚いことに危機感を持たない方もいるでしょう。
しかし、ホコリが多い部屋にいると、常に免疫力を働かせてしまいます。
常に免疫力を働かすことでB細胞(病原体に応じた抗体をつくり抗原を攻撃する)の働きが過剰になります。
そして免疫力のバランスが乱れていくのです。

さらに、アレルギー体質を悪化させてしまうとも言われています。
最近では花粉症だけでなく、建物の壁に使われている合材などでアレルギーを起こす「シックハウス症候群」も問題になってきています。

部屋の空気の汚れの原因は?

外部から室内に侵入して健康被害を起こす代表的な物質には、花粉や風邪ウイルス、PM2.5、黄砂などがあります。これらは人の出入りがある住宅の構造上、室内に入るのを防ぐのは不可能です。

室内では主に、布団や敷物などで発生するダニやその死骸、浴室などの水回りで増殖するカビやその胞子。
他には、犬や猫のペットの毛が挙げられます。
猫や犬などの毛についているパスツレラ菌は、人間に感染して初めて発症する菌です。特に糖尿病患者は重症化しやすく、肺炎などの呼吸器系の症状が現れやすくなってしまいます。

特に気を付けるべき場所は?

毎日部屋すべてをキレイにすることはとても難しいことですよね。
しかし、優先してキレイにすべき部屋があります。
それは一日のうちで最も長い時間滞在する「寝室」です。
長い時間過ごす寝室だからこそ、毎日掃除や換気をしておくことが大切になります。

また、掃除をどこから初めていいか分からないという方は、寝室から始めることをオススメしますよ。

部屋の空気をキレイにするためにできることは?

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まずは、必ず窓を開けて毎日掃除することが大切です。
毎日掃除することで、ダニやハウスダスト、カビなどによる影響を最小限に抑えることができます。
寒いと思うような日であっても必ず窓を開けて掃除をしましょう。

窓が少ない場所や換気しにくい部屋には、空気清浄機を設置することをオススメします。
世界基準を満たしたフィルターを使用していて、部屋全体の空気を循環させてくれるタイプを選べば問題ないでしょう。
できれば自社テストだけでなく、第三者機関の認定を受けているものを選ぶといいかもしれません。
寝室は、朝起きたらそのままにせず枕カバーを毎日変えることや、布団カバーを定期的に変えて干すように心がけましょう。

今回は部屋の空気と健康の関係についてご紹介しました。
毎日過ごす部屋だからこそ、空気をキレイにしてリフレッシュできるよう心がけましょう。
そうすれば、心も体も健康になるはずですよ。