冬の定番暖房器具「こたつ」の節約術
寒い季節に欠かせないアイテムといえば、暖房器具ですよね。暖房器具にはエアコンやヒーターなどいろいろありますが、今回は足元から暖めてくれる「こたつ」に注目。
意外と消費電力の少ないこたつは節約にぴったりなアイテムです。
こたつの電気代はどれほど安いのか、さらに電気代を節約するにはどうしたらよいのかについてご紹介します。
意外と安い! こたつの電気代
こたつは消費電力が高そうに思えますが、意外と省エネの暖房器具です。
一人暮らし用の80㎝角のこたつの消費電力は、約500Wと記載されています。
しかし、この500Wというのは最大運転時の消費電力です。
こたつはある程度温まってしまえば、最大運転でなくても弱運転で十分暖かいもの。
弱運転時の消費電力は80Wで、1時間あたりなんと約2円です。
強運転時の200Wでも1時間あたり約5円となります。
つまり、こたつの電気代は1時間あたり約2円~5円ととても安いのです。
ちなみに、8畳用の高性能タイプのエアコンの消費電力は約530W。
1日平均で8時間使用すると、1カ月の電気代は約3,192円です。
こたつの電気代は1カ月約720円ほどなので、だいぶお得なのがわかりますね。
こたつの電気代を節約するためのポイント3つ
こたつの電気代がいかに安いかわかったところで、さらに節約するためのポイントも押さえておきましょう。
1. 床に断熱シートを敷く
床が冷たいとこたつの中の熱は床に逃げてしまい暖まりにくいです。
そこで、こたつ用の断熱シートを活用しましょう。断熱シートを床に敷いてから、その上に敷き布団やカーペットを敷くことにより断熱効果が高まります。
2. サーモスタット機能を活用
こたつはただでさえお得な暖房器具なのですが、さらにお得に使用するため、最近のこたつには「サーモスタット機能」というものが付いています。
どのような機能かというと、機械がこたつ内の温度を自動で感知し、熱くなりすぎる前に自動で暖め機能をオフにしてくれるというものです。
また、こたつ内の温度が一定以下にまで下がると再び稼働し、こたつ内を暖めてくれます。
最近のこたつにはほとんど付いている機能ですが、付いていない場合にはこまめにこたつ内の温度調整をするようにすると節約になります。
3. こたつ内の温度を下げない工夫を
電気代を節約するには、こたつの中の温度を下げないことが大切です。
出入りする際には、こたつ内の熱を逃がさないように、また冷たい外気を中に入れないように注意して出入りしましょう。
他にも、掛け布団を2枚重ねにするのも効果的です。
こたつを上手く使えばエアコンの電気代節約に!
暖房器具はエアコンのみで過ごしているという方も多いと思いますが、エアコンのみで部屋をあたため続けるにはランニングコストが高くついてしまいます。
また、エアコンで暖められた空気は部屋の上方に溜まるので、どうしても足元が冷えてしまい、設定温度を高くしてしまいがちです。
そこで、併用したいのがこたつです。こたつは足元を暖めてくれますし、一度暖まってしまえば消費電力は抑えられますので、ランニングコストも安く済みます。
足元が暖められることにより体感温度は上がるため、エアコンの設定温度は普段より下げても暖かく過ごすことができます。
暖房器具にはそれぞれ特性があるので、それを上手く利用することで電気代はだいぶ安く抑えられますよ。
こたつはとてもお得な暖房器具で、工夫次第ではさらに節約もできるということがわかりましたね。
冬の電気代を節約したいと考えている方は、思い切って暖房器具にこたつを取り入れてみてはいかがですか?
そして、ぜひ今回ご紹介した節約術を試してみてくださいね。