年末の帰省時に狙われる?! 部屋の防犯はここに注意しよう
年末年始の帰省シーズンに多発すると言われる空き巣。狙われやすいのは、長期不在にしていることが外から見てわかる家です。
そこで、年末年始に向けての防犯対策として、留守中に空き巣に狙われないよう注意すべき点を解説します。帰省される方はしっかりチェックし、部屋を空けるまえに対策をしましょう。
年末の空き巣を防ぐためにやるべき防犯対策
郵便受けを溢れさせない
郵便受けがあふれて郵便物や新聞がはみ出している家は、長期不在ということがすぐにわかるので空き巣のターゲットとなりやすいです。帰省前には必ず郵便受けを空にし、新聞を定期購読している場合は新聞販売所に連絡をして、配達を一時ストップしてもらいましょう。
普段から郵便物が多い場合は、郵便局に不在届を出すのもよいでしょう。最長で30日の郵便を止めることが可能です。年末年始は、年賀状やちらしなどで普段より郵便物が多くなりがちなので、長期不在にする場合は、郵便受けの事前対策が防犯につながります。
ベランダの洗濯物は部屋の中へ
慌てて出かける時などに意外と忘れてしまうのが、ベランダの洗濯物です。洗濯物を干したまま日付が変わるのは、部屋に帰っていないことを近所に言いふらしているのと同然です。もし、今日中に帰らない可能性がある場合は、必ず室内干しにしておきましょう。
部屋のカーテン
長期不在にする場合に迷うのが、カーテンを開けておくか閉めておくかです。昼間にカーテンをすべて締め切っていても、夜にカーテンを開けたままでも、留守だと判別されてしまいます。おすすめなのは、遮光カーテンを8割締め、残り2割をレースのカーテンにしておく状態です。
部屋の照明
夜は真っ暗にしておくよりも、部屋の照明をつけておくことで人の気配を感じられ、空き巣のターゲットになりにくくなります。
外から目にきやすい窓際付近の照明を1か所つけておくだけで、防犯対策につながります。照明器具のスイッチにタイマーを使えば節電にもなりますので、部屋の照明を1か所灯しておきましょう。
留守番電話のメッセージ
長期不在にするときに、家の固定電話の留守番メッセージに「〇日まで留守にします」とメッセージを入れがちですが、誰からかかってくるかわからない電話に長期不在をお知らせするメッセージは控えるのが賢明です。長期不在時の固定電話は、携帯電話に転送するように設定しておきましょう。
補助鍵の設置
空き巣の侵入手口で最も多いのが「鍵の無締り」、2番目に「ガラス破り」です。
外出時に戸締りをしっかり確認するのはもちろんのこと、ガラス破り対策として補助鍵を設置することをおすすめします。
ガラス破りは空き巣にとって簡単な手段だと言われていますが、ガラス破りに時間がかかる窓、周りからガラス破りしている作業が見つかりやすい窓は、侵入を諦めるようです。
そこで、補助鍵を窓の上部に設置すれば、ガラス破りに時間が要するとともに、立ち上がった姿勢で窓の上部を割る必要性があり周囲から見つかりやすくなるため、狙われにくくなるのです。
その他、防犯アラームは比較的簡単に設置ができるものもありますので、人目につきにくい位置にある窓への設置を考えてみるのもよいでしょう。
年末年始に向け、留守中に空き巣に狙われないように注意すべき点を解説しました。毎年、空き巣の被害が起こりやすい年末年始。長期不在にする前にしっかりと部屋の防犯対策をしておでかけしたいものですね。