節電になる扇風機の賢い使い方3つ
年々暑さが厳しくなる日本の夏。暑さをしのぐため、扇風機やエアコンを使用する頻度も高くなりました。そんな中、節電して真夏の電気代をなんとか抑えたい……と考える方も多いのではないでしょうか。実は、扇風機の置き場所や使い方の工夫次第で節電の効果を得られます。本格的な夏を迎える前に、扇風機の賢い使い方を知っておくと便利です。今回は、節電効果のある扇風機の使い方をいくつかご紹介します。
節電効果あり! 扇風機の使い方
氷水でひんやり風を作る
扇風機が作り出す風が当たると、体感温度が下がり涼しく感じます。そこ効果を手軽にアップさせるのが「氷水」です。調理用バットや洗面器など平らな容器にたっぷりの氷をならべ、水を注ぎます。それを扇風機の前に置いてスイッチを入れると、ひんやりとした空気が風に乗ってお部屋を涼しくさせてくれるのです。
氷水の他、凍らせたペットボトルなどを利用しても同様の効果が期待できます。
扇風機の置き場所に一工夫
扇風機を効果的に使用するためには、“どこに置くか”が重要なポイントといえます。夜間や早朝など外気温の方が低い時には、扇風機を窓際に置きましょう。外気を室内に取り込むことで、より涼しく感じるはず。
また、帰宅後などなるべく速く部屋を涼しくさせたい場合は、扇風機を窓の外に向けて運転させるのが効果的です。室内にこもっていた熱が放出され、涼しい外気が効率的に入ってきます。
扇風機+エアコンで涼しさアップ
お部屋を涼しく保つために必要不可欠なエアコン。ですが、消費エネルギーが大きい分電気代もかさむのがネックですよね。そんなときは扇風機と併用してみましょう。
扇風機の風で室内の空気を循環させることで、足元に溜まった冷気が均一に行き届きます。すると、エアコンの設定温度を2℃上げても体感温度に影響はなく、快適に過ごせるのです。
エアコンの設定温度を1℃上げることで、消費電力は約10%前後抑えられるといわれています。また、扇風機の消費電力はエアコンの10分の1程度。エアコンと併用して毎日稼働しても、1カ月の電気代にはさほど影響はないといえます。一見、2つの家電を使うことで電気の無駄遣いになりそうですが、むしろ省エネルギー効果が期待できるのです。
地球温暖化の影響もあり、夏の暑さは今後もますます厳しくなることが予想されます。扇風機とエアコンを賢く活用して、節電しながらもお部屋を快適に保ちましょう。扇風機を使った節電方法に関心のある方は、今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてください。