カビの発生に注意! 窓やドアの結露を予防するテクニックとは?

カビの発生に注意! 窓やドアの結露を予防するテクニックとは?
冬の寒さが厳しくなると自宅のいたる所に結露が発生してしまいます。
はじめはただの水滴ですが、これを放っておくとカビの発生を促してしまう原因になりかねません。
それではこの結露を予防するにはどういった対策が必要なのでしょうか。
結露が発生するメカニズムについて紹介していきながら、結露を予防するテクニックを紹介していきます。

 

なぜ結露が発生してしまうのか

結露はもともと空気中に含まれている水蒸気が原因で発生してしまいます。
空気はその温度が高くなればなるほど、水蒸気を抱えられる量が増える性質があるのです。
水蒸気を多く含んだ空気が、窓側など室内の中でも温度が低い場所に届いてしまうと、空気の温度が下がり、抱えきれなくなって水滴を生み出します。
暖かく湿った空気が窓辺にいくことで生まれるのが、ドアや窓ガラスにできる結露になるのです。

 

冬場は暖房をつけて室温を高めていますが、外は凍えるほど寒くなりますよね。
外気と室内の温度に差がある場合、結露がよく発生するようになります。
結露の原因は、室内の空気が含んでいる水蒸気の量と、室内外の温度差にあるというわけです。

 

結露を抑えるためにどう対策していくか?

カビの発生に注意! 窓やドアの結露を予防するテクニックとは?

 

●室内の水蒸気量を減らす
一番手っ取り早い対策が、「換気をする」というものです。
あまりにも湿気を感じる場合は除湿をしたり、換気扇をつけるようにしましょう。
除湿をかける際は室温を20度前後にし、湿度は40%〜50%になるように設定することがポイントです。
こうすることで室内の水蒸気量が減るため、それだけ結露の元になる水分を減少させることができます。
5分間換気をするだけでも結露ができにくくなるので、まずはこちらを取り入れてみるようにしましょう。

 

●窓側の表面温度を上げる
結露の原因は室内の水蒸気量にあることはお伝えしましたが、外気と室温との「寒暖差」にあることも忘れてはいけません。
この寒暖差を防ぐためには、窓にプチプチなどの断熱できる素材を貼り付けておく方法も効果的です。
プチプチがない場合はダンボールや新聞紙などでも代用することができるので、こういったものを利用して窓側の水蒸気を水滴に変えないような取り組みも、結露対策としては重要になります。

 

ちょっとしたアイデアで結露を減らすことはできる

長い間結露が溜まっているとカビが発生する原因にもつながるため、室内の清潔さにも悪影響が及んでしまいます。
今回紹介したように、お金をかけなくても結露を減らすことは不可能ではありません。
カビ被害が深刻にならないように、あなたのご家庭でも結露対策を取り入れてみてはいかがでしょうか。