流しっぱなしにしてない? 1人暮らしの水道代を節約するコツ
1人暮らしを始めると、家族と一緒に暮らしているときは意識していなかったさまざまなことが気になるようになりますよね。なかでも特に気になるのは、水道光熱費です。
水道・電気・ガスは生活に欠かすことのできないライフラインですが、ついつい無駄使いしてしまいがち。自分が月にどの程度の水や電気を使っているかを把握することは、資源を守り、お金を節約することに繋がります。
電気やガスを節約するための方法は、使っていないときは消しておくことです。しかし、そもそも必要なときにしか使わない水は、一体どうやって節約したら良いのでしょうか?
今回は、1人暮らしで水道代を節約するための方法をご紹介いたします。
1人暮らしの水道料金の平均は?
月々の水道費は、水道メーターの口径の太さによって決まる「基本料金」と、使用量に応じて単価が変化する「従量料金」の合計の金額です。
水道料金は自治体によって異なるため多少の幅はありますが、1人暮らしの平均的な水道費は3,000円だとされています。ほとんどの地域で2ヶ月に1度の請求となっているため、1カ月の水道費は1,500円前後と言えるでしょう。
全国的な東京都水道局が平成24年に行った調査によると、1人世帯における1カ月の平均使用水量は8.0㎥。1.0㎥は1,000ℓなので、1カ月でおよそ8㎘の水を使っているということになります。
水を使うタイミングは限られているため、その中でどれだけ節水できるかが水道費を節約するためのポイントです。
シャワーとお風呂はどっちが良い?
水を最も多く使う場所といえばお風呂ですよね。節約のために、浴槽にお湯を溜めずにシャワーにしているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、意外にもシャワーはたくさんの水を消費してしまいます。なんと、15分間全開でシャワーを使えば、1人暮らし向けの平均的な浴槽を1回分溜められるほどの水を使うことになるのです。そのため、長時間シャワーを浴びる方の場合、1度お風呂を沸かしてしまった方は水道費が安く済む可能性があります。
また、お風呂に水を溜めておけば、洗濯や掃除に再利用できるため、さらなる節水にも繋がりますよ。
シャワーを使う場合は、シャワーヘッドを水圧が高いものに変え、1度に出す量を減らすなどの対策を行うのが良いでしょう。
出しっぱなしは厳禁!
顔を洗う際や歯を磨く際、水を流しっぱなしにしているという方はいませんか?
東京都水道局のホームページによると、洗顔のために1分間水を流しっぱなしにした場合の水の使用量はおよそ12ℓ、歯磨きのために30秒間流しっぱなしにした場合の使用量はおよそ6ℓ。一方、歯磨きの際にコップにくんだ水で口をすすげば、使用量は約0.6ℓ程度です。
些細な量かもしれませんが、1人暮らしの水道料金を節約するためにはこれらの無駄をなくすことが大切になります。
コップや洗面器などに水を溜めて、洗顔や歯磨き、食器洗いなどで流しっぱなしにする水の量を減らしましょう。
気付かないうちに、さまざまな場面で無駄使いしてしまいがちな水。普段の生活を見直して、「出しっぱなし」にしているタイミングがないか探してみましょう。
水を溜めることを意識すれば、月々の水道料金の節約に繋がるはずですよ。