和室? 洋室? 畳とフローリングのメリット/デメリット

和室? 洋室? 畳とフローリングのメリット/デメリット
部屋探しで注目するポイントの一つに、“床の種類”が挙げられます。
フローリングの洋室と畳の和室、一体どちらの部屋にするか悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、フローリングと畳のメリットとデメリットをご紹介いたします。
それぞれのメリットやデメリットを知ることで、部屋探しの幅が広がるかもしれませんよ。

フローリングのメリット・デメリット

■メリット
・掃除がしやすい

表面がツルツルとしているフローリングは、畳に比べると掃除がしやすくなっています。
また、耐水性にも優れているため、飲み物などをこぼした際も急いで拭けば跡が残ることはほとんどありません。

・跡がつきにくい
しっかりとした硬さのあるフローリングは、ある程度重さのある家具を置いても凹みの跡がつきづらいと言えます。
ただし、油断していると思いもよらない傷や凹みをつけてしまう場合があるため、対策は必須です。

・ダニが発生しづらい
掃除がしやすいフローリングは、ホコリや食べかす、髪の毛といったダニのエサとなるゴミが残りづらいため、ダニの発生を抑えることに繋がります。

■デメリット
・音が響きやすい

木材の種類によって多少の差はあるものの、フローリングにはほとんどクッション性がないため、足音が響きやすくなっています。

・冬は冷えやすい
フローリングの部屋は、畳の部屋に比べて足元が冷えやすくなっています。
暖房器具だけではなく、カーペットを敷く、スリッパを履くなどの対策が必要となる場合も。

・足元のベタつき
フローリングには吸湿性がないため、梅雨の時期には足元のベタつきが気になる可能性も。
除湿機やエアコンの除湿機能などで対策しなければなりません。

畳のメリット・デメリット

■メリット
・調湿、調温機能が優れている

畳には、空気中の水分を吸収・放出する機能があります。そのため、湿気の多い夏には部屋の湿度を抑え、湿度の低い冬には乾燥を抑えてくれるといった調湿効果が期待できます。
また、空気を多く含んでいることから断熱機能にも優れ、足元からの冷えを軽減してくれる効果も。

・クッション性
適度な柔らかさを持つ畳は、クッション性に優れ、衝撃を吸収してくれる効果があります。
また、畳に含まれる空気が音を吸収、軽減してくれるため、フローリングに比べると防音効果も高くなっています。小さなお子さまが遊ぶ部屋には最適と言えるでしょう。

・リラックス効果
畳に使われるイグサの香りには、心を落ち着かせ、リラックスさせてくれる効果があります。
集中力を高める働きもあるため、自宅で作業を行う機会が多い方におすすめです。

■デメリット
・ダニが発生しやすい

メリットの一つである畳の吸湿性は、湿気を好むダニの住処となりやすいというデメリットも生んでしまいます。
ホコリが溜まらないようこまめに掃除をし、定期的に換気を行ってダニの発生を予防しなければなりません。

・シミが付きやすい
畳はフローリングに比べ、防水効果に劣ります。吸水性が高いため、畳に飲み物や食べ物をこぼしてしまうと、あっという間にシミが残ってしまいます。

・家具の跡がつきやすい
柔らかい畳には、脚で支えるタイプの家具を置くとすぐに跡が残ってしまいます。また、脚で支えるタイプではなくても、重量のある家具を長期間置いていれば凹んでしまうため、注意が必要です。

和室? 洋室? 畳とフローリングのメリット/デメリット

いかがでしたか?
今回ご紹介した畳とフローリングそれぞれのメリット・デメリットを、ぜひ部屋探しの参考にしてくださいね。