人気の「白い家具」を使う際に注意したいこと

人気の「白い家具」を使う際に注意したいこと
清潔でスッキリとした空間、白い家具でまとめた「白い部屋」は憧れですよね。
白は気分を一新させてくれる色でもあり、さらに部屋を広く見せてくれます。
しかし、良い面があれば少々デメリットとなる面もあるもの。一方では白い家具ならではの困ったこともあるようです。そこで今回は白い家具を使う際の注意点を紹介します。

白い部屋は汚れが目立ちやすい

純白という言葉もあるように白は清潔感の象徴としても使われている色です。
汚れていない、汚してはいけない色という印象も持たれますが、一番汚れが目立ちやすい色でもあります。そんな白一色の部屋であれば、日常的につきやすい汚れですら、気になるようになるというデメリットが。少しでも汚れがあると、どうしても視線がその部分に向いてしまい、部屋全体の印象を下げてしまいます。
部屋の隅のホコリや、壁についた黒い汚れ、白い家具についた手垢など、普段からのこまめな掃除がポイントです。汚れやホコリがたまったらすぐに取り除けるように注意しておきましょう。

実は白は落ち着かない色

白で統一された部屋にいると、心が整って落ち着きやすいというイメージがありますが、実はかえって落ち着き感が得にくくなってしまうことがあります。
これには光と密接な関係があり、人が心地良いと感じる光の反射率は60%といわれているのに対し、白は反射率が80%もあり落ち着き感を得るためには強すぎてしまうのです。
光の反射率が多いと、最初は心地がよくてもだんだんと無機質でネガティブなイメージに変わっていきます。無気力になったり、イライラしたり、身体に影響が出てしまうこともあるため、注意が必要です。

光を入れすぎないこと

大きな窓があってしっかりと日の光が入る部屋は人気ですが、白で統一された部屋に光が入りすぎるとさらに眩しくなって、落ち着きにくくなってしまいます。白メインの部屋ではカーテンなどで光の調整など行えるようにしておきましょう。
カーテンの色は白を避けて、薄いベージュや薄いグリーンなど、白い部屋にマッチしながらも明るさを緩和できるカラーを選ぶのがオススメです。

家具には真っ白ではなく淡い色をチョイスして

どうしても白い家具を使いたいときには、真っ白ではなく薄く黄色がかったアイボリーやベージュなど淡い色が含まれているカラーを選びましょう。
少しくすみがかったグレーっぽいオフホワイトもオススメです。目や脳への負担が軽減できます。
また、白のインテリアがメインであってもビビットな色の小物を差し色としてプラスすることで、過ごしやすい部屋に仕上げることができます。

白を使う場所を決める

リビングや寝室などを白にまとめすぎると、過ごしにくさを感じてしまうことがあるので、どうしても白でまとめた部屋への憧れが消せないという場合には、部屋の一角を白でまとめてみる、トイレやバスルームを白基調にするなどの工夫がオススメです。
また、白い部屋にマッチする小物として観葉植物を取り入れるのも良い方法。緑にはリラックス効果があるので、白基調の部屋でも安らぎを得ることができます。

人気の「白い家具」を使う際に注意したいこと

洗練されたイメージのある白い部屋ですが、家具選びや模様替えをするときには、色が与える影響への注意も必要です。
安らげる癒しの空間を得るためにも、バランスの良い家具選びをしていきましょう。