始めての単身赴任……家族とのコミュニケーションのポイントは?
家族と離れての単身赴任には、不安や苦労がつきまとうもの。
何より辛いのは、大切な家族と過ごす時間が減ってしまうことではないでしょうか。
幼い子どもがいる家庭では、父親の単身赴任が子どもの成長に影響を及ぼす場合もあります。しかし、不安を抱えてばかりいても始まりません。
今回は、単身赴任中の家族との関係をより良いものにするためのコミュニケーションのポイントをご紹介いたします。
夫婦間で共有したい情報
遠く離れていると、お互いにどのような生活を送っているのか、子どもはどうしているかといった不安が生まれますよね。不安を抱えたままでは、「忙しくて電話を取ることができなかった」といった些細な出来事が浮気疑惑などの大問題に発展してしまう可能性も。
そうなってしまわないために、そしてコミュニケーションを取るという意味でも夫婦間の情報の共有は非常に大切です。最低限、以下の3つの情報はお互いに共有しておけると良いですね。
■家族のスケジュール
子どもの行事や習い事の日を共有しておけば、電話やメッセージを送る際の話のネタになります。離れていても見守っている、思っているという気持ちを伝えるためにも、子どものイベントごとはしっかりと把握しておきたいポイントです。
また、余計な心配をかけないために、飲み会などで帰りが遅くなる日や休日出勤の日などを共有しておくことを忘れないようにしましょう。
■緊急連絡先
当然ながら職場の住所や連絡先、双方の実家の電話番号などを共有することはとても大切です。
万が一のときに離れていてもすぐに対応できるよう、近くの病院や身近な友人などの思い当たる連絡先は共有しておくと良いでしょう。
■貯金の残高
単身赴任中は、1人で生活する自分と家で待つ家族の双方を支えて行かなければなりません。
食費や光熱費など、双方のお金の出入りが分かるようにしておくことで金銭管理がしやすくなります。ネットバンキングなどを活用し、お金の動きが確認しやすいようにしておくのがオススメです。
コミュニケーションにオススメのツール
子どもの成長を近くで見守れないことは、とても寂しいもの。しかし最近は、便利なツールが数多くありますよね。
かつては電話やメールが主流でしたが、「LINE」や「Skype」などのアプリを使えば無料でテレビ電話をすることもできます。幼い子どもの場合、お互いに顔を見ながら話すことはとても大切です。
その他にも、子どもの画像を共有する「Famm」や、スケジュール管理ツール「Googleカレンダー」など、単身赴任中のコミュニケーションを便利にしてくれるツールは数多くあります。必要に応じて使い分けることで、情報の共有とコミュニケーションを便利にすることができますよ。
コミュニケーションがあまりとれていなかった家庭が、離れることでコミュニケーションが密になりかえって絆が深まったという場合もあります。
家族間のコミュニケーションをしっかりと取り、情報の共有をすることで、単身赴任の時期を有意義な時間にすることができるのです。
今回ご紹介した内容を参考に、「良い経験だった」と振り返れるような単身赴任の時期を送ってくださいね。