意外と知らない「掃除機の正しいかけ方」
こまめに掃除しているつもりでも、ほこりや髪の毛はいつの間にか部屋の片隅にたまっているものです。
お掃除ロボットが使えるほど広さがあればいいのですが、一人暮らしの人が住む部屋の多くは、狭い上に物が多く、配線などの障害物も多いもの。
お掃除ロボットには頼れないので自分で掃除機をかけるしかありませんが、きちんと掃除ができていないとハウスダストアレルギーに悩まされることになります。
まずは掃除機の正しいかけ方を知って、清潔な住まいを保てるようにしましょう。
基本的な掃除機のかけ方
床全体に掃除機をかけるときは、前に出す、引くという動作を一定のスピードを保ってやることがポイントです。
一往復に5~6秒かけてゆっくりかけるようにしましょう。
力を入れすぎたり、素早く動かしてしまうと掃除機の吸引力は下がってしまいます。
また、床に家具やものが散らばっていると効率が悪いので、障害物は一か所にまとめておくようにします。
それから、後ろに下がりながら掃除機をかければ、一度掃除機をかけた部分を歩かなくてすみます。
そのため、コンセントはなるべくドア付近か廊下のものを使うといいでしょう。
床の種類ごとに掃除機のかけ方を変える
フローリングや畳、カーペットなど床の種類によって掃除機のかけ方は変わってきます。
例えばフローリングの場合は、部屋のすみや角、家具の周りなど、畳の場合は畳と畳の間にほこりや汚れがたまりやすいです。
全体をT字ノズルでかけたあと、ほこりがたまりやすい場所は細口ノズルやブラシノズルに変えて丁寧に掃除機をかけていきます。
カーペットは踏みつぶされた毛の間に汚れがたまります。
掃除機をかけるときはカーペットの毛を起こすように、縦と横にかけていくといいでしょう。
掃除機をかけるのは床だけではない!
ほこりが目立つ床にだけ掃除機をかけて掃除を終わらせてしまう人が多いですが、見えない場所こそほこりがたまっているのです。
例えば窓やドアのレールやサッシ。
窓枠の上部やコンセント、自然給気口などもほこりがたまりやすいです。
細かい場所は細口ノズルやブラシノズルに変えるときれいにほこりがとれます。
掃除機は、できれば週2~3回かけるのが理想です。
一人暮らしだと難しいかもしれませんが、ハンドタイプの掃除機をこまめにかけるだけでも全然違います。
特にカーペットやラグなど毛足のあるものはほこりがたまりやすいのでコロコロと併用して常にきれいにしておくようにしましょう。