カーペットの正しいダニ対策。常に清潔をキープしよう!




私たちが普段使っているカーペットには、目には見えないダニがたくさん潜んでいます。特に夏場はダニが繁殖しやすい時期ですので、できる限り清潔さをキープしたいですよね。
そこで今回は、カーペットの日常的なお手入れ方法や、スペシャルケアの方法をご説明します。

カーペットのダニ対策! 日頃やっておきたいお手入れは?

夏の高温多湿な環境は、ダニの繁殖にうってつけの時期です。汗を吸い込んで湿気を含んだカーペットは、ダニが生息しやすい場所となってしまうからです。さらに、ダニは足裏などから出た皮脂や髪の毛、垢などを食べます。ずっと洗っていないカーペットの場合、夏になるとダニが爆発的に繁殖してしまうことも少なくありません。

ダニの死骸を吸い込むと、喘息やアレルギー性鼻炎、気管支炎などの健康被害が出てしまう可能性があります。
家族の健康を守るためには、普段からしっかりとカーペットのケアをおこなうことが大切です。

カーペットのダニを予防! 普段のお手入れは?

ダニの繁殖を防ぐには、ダニのエサとなる汚れやゴミを溜めないことが大切です。
できれば毎日掃除機をかけたり、粘着ローラーでホコリやゴミを取ったりして清潔さをキープしましょう。
もしカーペットが洗えるタイプなのであれば、定期的に洗濯をするのも良い方法です。

また、湿気が多い環境下ではダニが増えやすくなりますので、エアコンや除湿器などで部屋の湿度を下げることも重要です。湿度が60%以上になるとダニが繁殖しやすくなるため、50%ぐらいになるように調節しましょう。

ダニを退治するスペシャルケア方法!

普段のケアだけでは対処しきれない場合は、以下のスペシャルケアを試してみましょう。

部屋用のダニ駆除剤を使う

くん煙タイプや霧タイプなどのダニ駆除剤は、部屋に広がりやすく、カーペットのダニ退治に効果的です。
使用時は食器や食品、電化製品、火災報知器など、薬が付くと困るものをビニールなどでカバーしておきましょう。使用後は換気をして、掃除機をかければ完了です。

コインランドリーで乾燥機にかける

ダニは熱が弱点で、50℃の熱を20~30分ほど加え続けると死滅します。
コインランドリーの乾燥機にはカーペットが入るぐらい大きなものも多く、50℃以上の熱を長時間与えることができるため、ダニ退治にうってつけです。
一旦乾燥機にかけてから洗濯・再乾燥すれば、ダニの死骸を取り除くために掃除機掛けをする必要もありません。

布団乾燥機を使用する

ご家庭に布団乾燥機がある場合は、カーペットに使用するのもおすすめです。
「ダニ退治コース」で2~6時間程度熱を加え、カーペットのダニを死滅させましょう。仕上げに掃除機をかければ、ダニ退治完了です。

クリーニングに出す

もっとも確実にダニ退治をする方法は、クリーニングに出すことです。プロの手で洗浄から乾燥までおこなってくれて、仕上がりもキレイです。
クリーニング専門店の乾燥機は高温で処理できるため、徹底的にダニを死滅させることができます。依頼してから受け取りまである程度の時間が必要ですが、年に1回のスペシャルケアとして考えてみても良いでしょう。

日本の夏はダニに注意! カーペットの清潔さを保とう




日本の夏は高温多湿で、ダニにとってはまさに天国のような環境。そのため、ダニのエサとなる汚れを溜めないこと、定期的にダニ退治のケアをしてダニを増やさないことが重要となります。
ダニは洗濯や天日干しだけでは死滅しません。夏の間はご紹介したスペシャルケアをおこないつつ、常にカーペットの清潔さをキープしましょう。