浴槽の黄ばみ……キレイにする方法とは?



浴槽は使っているうちに黄ばみが生じることがあります。そもそもどうして黄ばんでしまうのでしょうか?
そこで今回は、浴槽が黄ばんでしまう原因や、黄ばみを綺麗にする対処方法をご紹介します。

浴槽の黄ばみの原因は?

浴槽が黄ばむ原因は、大きく分けて3つあります。

1つめの原因は、「石鹸カスなどの汚れと水垢が固まったもの」。石鹸カスや皮脂などの汚れと、アルカリ性の水垢が化学反応を起こすことで、黄ばんだ汚れになるのです。

2つめの原因は「入浴剤の色素が付いて黄ばむ」というもの。
入浴剤に使われている着色料の色が、浴槽に付着した垢や石鹸カスなどを染め上げ、黄ばみとして残るのです。
また、長年入浴剤を使い続けると、浴槽そのものに色素が付着し、黄ばみになることもあります。

3つめの原因は「経年劣化によるもの」。浴槽に使われている素材がプラスチックの場合、経年により黄色く変色します。経年による黄ばみは洗っても取れないため、浴槽を交換しなければいけません。

浴槽の黄ばみを取る対処方法は?

浴槽の黄ばみはどうすれば取れるのでしょうか?
経年劣化による黄ばみ以外なら、自分でもキレイにすることができますよ。
さっそく、原因別に黄ばみの取り方を見ていきましょう。

石鹸カスと水垢がたまって黄ばんでいる場合

石鹸カスと水垢が合体した黄ばみ汚れには、クエン酸を使ったケアがおすすめです。
石鹸カスと水垢はどちらもアルカリ性の汚れですので、酸性のクエン酸で中和してあげるとスルッと落とすことができます。
<掃除方法>
クエン酸を小さじ1ほど水に溶かし、黄ばみの部分にスプレーして上からラップで覆います。
1〜2時間ほど放置したら、ラップを取り、スポンジでこすりましょう。
仕上げにシャワーで流せば、黄ばみが取れてスッキリします。

入浴剤の着色汚れで黄ばんでいる場合

色素沈着によって浴槽が黄ばんでいるときは、塩素系漂白剤で黄ばみが取れる場合があります。
漂白剤は、泡スプレータイプの漂白剤が使いやすくおすすめです。

<掃除方法>
黄ばみ部分に漂白剤を塗布し、30分ほど放置してからシャワーで流します。
漂白剤をつけたあとにラップやペーパータオルでパックすれば、密着度が増して漂白効果がアップします。
漂白剤を使用するときは、十分に換気をおこない、皮膚に触れないよう手袋を着用して作業するようにしましょう。

大理石の浴槽の黄ばみはクリームクレンザーで落とす

大理石の浴槽に強い酸性、アルカリ性の洗剤を使用すると、浴槽を痛めてしまう場合があります。
このような場合はクリームクレンザーをつけたスポンジでこすり、黄ばみを落としてみましょう。
スポンジは硬すぎないものを使用するのがポイントです。
たわしやハードスポンジなどでこするのは、傷がつく原因になるため避けましょう。



黄ばみは早めに取るのが吉! ピカピカの浴槽をキープしよう

浴槽の黄ばみは放置すればするほど頑固な汚れとして蓄積されていきます。黄ばみを見つけたら、早めに対処して落としておきましょう。

また、入浴後にすぐ浴槽を洗ったり、時間がないときはシャワーで汚れを軽く流しておいたりするだけでも黄ばみ予防の効果があります。洗ったあとは水気を拭き取っておけば水垢予防にもなり、一石二鳥ですね。
入浴後のちょっとしたひと手間で、清潔な浴槽をキープしましょう。