エアコンの暖房をつけているのに寒いのはなぜ? 対処法をご紹介!



一人暮らし用のアパートやマンションでは、火災対策などで石油ストーブの使用を禁止されていることが多いもの。そのため、もともとエアコンが備え付けで設置してある物件がほとんどです。
しかし、エアコンの暖房をつけていてもなぜか寒いと感じることもありますよね。
エアコンの故障や性能の悪さを疑ってしまいますが、実はそれ以外にも原因があります。
今回は、エアコンの暖房が効きにくいと感じる理由や、その解決策についてご紹介します。

エアコンをつけていても寒いのはなぜ?

エアコンを使っていても部屋が寒いと感じるときに高い位置に手をかざすと、天井近くの空気はかなり暖かいかもしれません。これは、暖められた空気は上昇しやすく、冷えた空気は下にたまりやすいという性質があるためです。せっかくエアコンで部屋を温めても、暖かい空気はどんどん上に行ってしまいます。
さらに、冬場は窓ガラスが外気でひんやりと冷えており、室内の空気が窓ガラスに冷やされることもあります。窓ガラスで空気が冷やされると冷たい空気は足元に降りてくるため、寒さを感じやすくなってしまうのです。

エアコンを使っても寒いときの対処法4つ

冬場の室内でぽかぽかと過ごすためにはどのような工夫をしたらよいのでしょうか? ここからは、エアコンの暖房効率を高めるテクニックをチェックしてみましょう。

1. ヒーターを使う

エアコンだけで部屋が十分に暖められないときには、電気ヒーターの購入を検討しましょう。電気ヒーターならば石油不要で手軽に使用ができ、床に置くことができるので、冷えた足元を効率的に温めてくれます。転倒防止機能や安全装置がついているものを選びましょう。

2. 窓辺の冷気を遮断する

窓ガラスの冷たさで室内が冷やされている場合、断熱窓を取りつけるリフォームが有効です。しかし、賃貸物件の場合には気軽にリフォームするのは難しいですよね。
断熱性能をもつカーテンを使うだけでも、十分に冷えを和らげることができますよ。窓辺に市販の断熱材を貼りつけるといった工夫もぜひ試してみましょう。

3. サーキュレーターを使う

暖かい空気が天井付近にたまるのを防ぐため、サーキュレーターを使うという方法もあります。
サーキュレーターというのは、真上や斜め上に風を送って空気をかき混ぜるというアイテムのこと。天井と床の温度差をなくしてくれるので、暖房の効率が高まりやすくなります。

4. こたつやホットカーペットを使う

冷えの緩和のためには、ホットカーペットやこたつの導入も有効です。火を使わず効率的に部屋を温められるのがホットカーペットやこたつの良さといえます。こたつは電気代がリーズナブルなので節約をしたい一人暮らし世帯にぴったり。
とはいえ、うっかりつけっぱなしにしないよう気をつけたいですね。



エアコンの暖房をつけていても寒いと感じるときには、他の暖房器具を併用したり、サーキュレーターで空気を撹拌したりと一工夫取り入れるのがおすすめです。お部屋に合ったお好みのアイテムを取り入れて、寒い冬を上手に乗り切りましょう。