つらい花粉症を乗り切る! 花粉の時期の正しい掃除機のかけ方とは?
花粉は、人の出入りや換気によって室内にどんどん入り込んでしまいます。室内の花粉は花粉症の症状を悪化させる原因となるため、こまめに掃除をして取り除いておくことが大切です。
花粉を除去するためには掃除機のかけ方に工夫が必要です。今回は、花粉症の症状をやわらげるための掃除機のかけ方について解説いたします。
掃除機をかける前にしておくべきこと
掃除機をかける前には、花粉がたまりやすい玄関や窓際の拭き掃除をしておくのがおすすめです。ぞうきんのほか、フローリング用のお掃除シートやハンディーモップを使うのもよいでしょう。
掃除をするときにバタバタと慌ただしく動くと花粉が舞い上がってしまうので、拭き掃除は手早く済ませましょう。
室内に人が多い時間帯はどうしても花粉が舞い上がりやすいので、家族が留守にする時間や寝ている時間などに掃除機をかけるのがベターです。ほこりっぽさを感じるときには、霧吹きを室内に吹きかけて10分程度おき、空気中の花粉を床に落としておきましょう。
花粉の時期の掃除機のかけ方をチェック!
フローリング
花粉が溜まりやすいのは、フローリングの端や溝部分です。フローリングの溝の向きにそって、ゆっくりと丁寧に掃除機をかけていきましょう。
カーペット
カーペットの繊維には花粉が絡まりやすいものです。毛足を立ち上げるようなイメージで、縦や横に向けて念入りに掃除機をかければ花粉の除去効果が高まります。1平方メートルあたり20秒程度の時間をかけてゆっくりと掃除するのがポイントです。
畳
畳の目は花粉が引っかかりやすいので、和室も丁寧に掃除しておきましょう。ヘッドを畳に密着させるようにし、畳の目の向きに合わせて引くようにしながら掃除するのが効果的です。
その他の場所
花粉の時期にはソファやカーテンにも掃除機をかけるのがおすすめです。布製品専用ノズルがあれば掃除機に取りつけ、花粉を除去していきましょう。
家電や棚の上は、ソフトブラシを取りつけた状態で掃除すればきれいになります。
花粉をしっかり吸ってくれる掃除機を選ぼう
性能の悪い掃除機では花粉を十分に吸い込めません。また、せっかく吸った花粉を排気口から吐き出してしまう掃除機もあります。
性能のいい掃除機を選ぶことも、花粉症の症状をおさえるための大切なポイントです。
花粉対策には、吸ったホコリや花粉を密閉する集じん方式の掃除機がおすすめです。吸引力が高い掃除機を使えば、室内の花粉を除去し清潔な空間に仕上げられます。
花粉対策のためにこまめに掃除をしたい方は、サッと取り出せるポータブル掃除機を使うとよいでしょう。
掃除機のかけ方を少し変えるだけで、花粉症の症状が軽くなることもあるものです。
室内の環境に合わせて掃除の仕方を変えたり、花粉がたまりやすい場所を重点的に掃除したりと工夫して、快適な空間を作っていきましょう。