加湿器にはどんな種類がある? タイプ別に特徴や使い方をチェック!
乾燥しがちな室内をうるおすためには加湿器が必要不可欠です。
特に、冬の室内の乾燥を放置すると肌のカサつきや喉の痛みが起きることもあるので十分気をつけましょう。また、花粉の時期や季節の変わり目に加湿器を使って室内環境を整えるのもおすすめです。
加湿器にはスチーム式や気化式などいくつかの種類があります。今回は、加湿器の種類や特徴、選び方のポイントについてチェックしてみましょう。
実はこんなにある! 加湿器の種類とは
スチーム式
スチーム式の加湿器にはヒーターが内蔵されています。スチーム式は、加湿器に入れた水を加熱してお湯を沸かし、温まった蒸気を吹き出すメカニズムで室内を加湿します。
スチーム式加湿器のメリットは、短時間でパワフルに加湿できるという点にあります。また、加熱して水蒸気を吹き出すシステムなので内側を高温殺菌でき、内部に雑菌が繁殖しにくくなるのもスチーム式の良さです。
ただし、ヒーターで水を温めるためほかのタイプの加湿器に比べると電気代がかかります。また、使用中には加湿器が熱を持つので十分注意して使うことが大切です。
気化式
気化式加湿器は、内部にセットされたフィルターなどの加湿剤に水分を含ませ、そこに空気を触れさせることで水を蒸発させる仕組みになっています。
気化式は自然の蒸発作用をそのまま活用した仕組みなので、消費電力が少ないのが魅力です。また、加湿器が熱を持たないためお子様やペットのいるご家庭でも安心して活用できます。
気化式の加湿器はほかのタイプに比べると加湿力があまり高くありません。また、内側に雑菌が繁殖しやすいのでこまめなフィルター交換や掃除が必要不可欠です。
超音波式
超音波式加湿器は、内部で超音波を発生させて水を微細な粒子にし、噴出するという仕組みになっています。
内部の水に振動を送るシステムの超音波式加湿器はヒーターが必要ないため、スチーム式に比べて消費電力が低いのが特徴的です。また、稼動音が少ないため寝室など音が気になる場所でも静かに使えます。
ただし、気化式加湿器と同じように内部に雑菌が繁殖しやすいため、こまめなお手入れは描かせません。
ハイブリッド式
ハイブリッド式加湿器は、スチーム式と気化式の特徴をあわせ持つタイプの加湿器です。ヒーターで温めた温風を吹き出すハイブリッド式であれば、効率的に室内を加湿できます。
また、超音波加湿器とスチーム式の機能をもつハイブリッド加湿器もあります。こちらのタイプはヒーターで温めたお湯を超音波で噴霧できる便利な製品です。
ハイブリッド式は機種にもよりますが、価格や電気代はお手頃なものが多く、取り入れやすいのがメリットです。
加湿器にはスチーム式や気化式、超音波式、ハイブリッド式といったさまざまな種類があります。それぞれの加湿器によって加湿力やお手入れの頻度、電気代などは異なります。
加湿器のタイプ別に長所や短所をチェックし、最適な加湿器を選んでみましょう。