エアコンの掃除頻度って? カビやホコリを防ぐ掃除術
暑くなってくるとエアコンの使用頻度がアップしますが、気になるのがエアコンの汚れですよね。
エアコンにカビやほこりが溜まっていると、体調不良の原因や電気代アップにつながることも。
そこで今回は、エアコンの理想的な掃除頻度や、自分でできるお手入れ方法をご紹介します。
エアコンの掃除頻度はどのぐらいが理想的?
一般的なエアコンの掃除頻度は、内部の掃除が1年に1回、フィルター掃除は2週間に1回が理想です。
お掃除機能付きのエアコンはフィルター掃除を自動でおこなってくれるため、フィルター掃除の手間はもっと少なくなります。ただしそれ以外の部分に関しては、一般的なエアコンと同じお手入れが必要になります。決して掃除をしなくていいというわけではありませんので、注意しましょう。
エアコンが汚れやすい季節
エアコンが特に汚れやすいのは、稼働率が多い夏の間です。これは、エアコンが空気を冷やして部屋に吐き出す際に、エアコン内部に結露が生じやすいため。ジメジメとしたエアコン内部にホコリが溜まっていると、それを養分にしてカビが繁殖しやすくなってしまうのです。
自分でできるエアコンの掃除方法
エアコンは多くのパーツで構成されており、自分で掃除しやすいのは「エアコンカバー」「フィルター」「吹き出し口(ルーバー)」の3つです。
内部のアルミフィンに関しては市販のクリーナーで掃除することも可能ですが、正しい方法でやらないと事故や故障などにつながるため、注意が必要です。自分で掃除するのが不安な場合は、プロのエアコンクリーニング業者にお願いして洗浄してもらうと良いでしょう。
今回は自分で簡単にできる掃除方法をご紹介します。感電事故を避けるため、あらかじめ電源コンセントを抜いてから掃除をはじめましょう。
エアコンカバー、吹き出し口
エアコン本体を覆っているカバーや吹き出し口は、ハンディモップや雑巾などで乾拭きをすればOK。軽いホコリであればこれだけでキレイになります。
汚れが取れにくい場合は、薄めた中性洗剤を含ませ、硬く絞ってから拭き上げましょう。細かい部分の掃除には歯ブラシを使うといいですね。
エアコンフィルター
エアコンフィルターはホコリを吸い取ってから水洗いします。
1. フィルターを持ち上げて外したら、表側から掃除機でホコリを吸い取る
2. 裏側からシャワーで水を当て、表面のホコリを流す
3. 汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤をつけ、歯ブラシで裏側から汚れをかき出すように洗う
4. 全体を水ですすぎ、タオルでポンポンと水気を取る
5. 風通しの良い日陰で干し、完全に乾いてからエアコンに付ける
家族の健康と電気代節約のため、定期的なエアコン掃除を!
エアコンの汚れを防ぐには、定期的に掃除をするとともにエアコン使用後のひと手間を掛けることも大切です。
エアコンを使い終わったら、「送風機能」もしくは「高めの設定温度」で1時間ほどエアコンを稼働させてからOFFにしましょう。こうすることでエアコン内部の結露が乾燥しやすくなるので、カビの繁殖予防になるのです。
エアコンにカビやホコリが溜まっていると、アレルギー性鼻炎や喘息などの不調を起こす可能性があります。
また、フィルターが目詰まりを起こすとエアコン本来の性能が発揮できず、余計な電力を消費してしまうことも。電気代にも大きく影響してしまうので、自分でできる部分は定期的に掃除し、清潔さをキープすることを心掛けましょう。