洗濯物を外に出しっぱなしにするのはNG? 意外なデメリットとは



一人暮らしで忙しく過ごしており、つい洗濯物を外に干しっぱなしにしてしまうという人は意外と多いと思います。中には、洗濯物は一度洗ったらしばらく外に干しておき、着たいときに取り込むという人もいるかもしれません。
しかし、洗濯物を外に干しっぱなしにすることで思いがけぬ問題が起こることも……。ここでは、洗濯物を出しっぱなしにするデメリットについてご紹介します。

洗濯物を外に出しっぱなしにしてはいけない理由5つ

1. 洗濯物が湿気を吸い込んでしまう

洗濯物を出しっぱなしにすると、生地に湿気が溜まりやすいので注意が必要です。
太陽の出ていない夜の間は、空気中の湿度が上がりやすくなります。気候によっては、しっとりと地面を濡らすほどの夜露が発生することも少なくありません。すると、干しっぱなしの洗濯物に湿気が溜まり、雑菌の繁殖やイヤなニオイの原因になってしまうのです。

2. 洗濯物の色あせが起きやすくなる

洗濯物を出しっぱなしにしていると、日中の陽光で洗濯物の色あせが起きやすくなります。
晴れているときには洗濯物がよく乾きますが、ずっと干していると紫外線による変色や変質が起きてしまうのです。大切な衣類を長く愛用するためにも、干した洗濯物は早めに取り込むことが大切です。

3. 洗濯物にホコリやチリがつきやすくなる

大気中には目に見えないホコリやチリが舞っているため、洗濯物を出しっぱなしにすると汚れが付着しやすくなります。花粉の時期には、干しっぱなしの洗濯物にたっぷりと花粉が付着してしまうこともあるため特に注意が必要です。
花粉症やハウスダストアレルギーの症状がある人は、注意して洗濯物を管理しましょう。

4. 洗濯物に虫が付着することがある

洗濯物を長く干しっぱなしにしていると、虫が繊維の間に卵を産みつけてしまう可能性もあるので要注意。近所に自然豊かな公園や社寺、森林などがある場合には特に注意が必要です。
洗濯物にガやカメムシなどの害虫が付着していて驚かされたという経験をもつ人もいるかもしれません。こういった虫が卵を産みつける前に、洗濯物をきちんと片付けておきましょう。虫よけのアイテムをベランダに設置するのも効果的ですよ。

5. 防犯上の思わぬ問題が起きることも

洗濯物を出しっぱなしにすると防犯上のリスクも高まります。
空き巣などの犯罪者は、干しっぱなしの洗濯物を見て「留守がちの家」と判断して狙うことが多いといいます。空き巣に入られたり、泥棒と鉢合わせしたりといった深刻なトラブルを防ぐためにも、洗濯物の管理には十分気をつけましょう。



洗濯物を出しっぱなしにすると、大切な衣類が傷みやすくなるだけでなく、空き巣に狙われるリスクが高まるといった思わぬデメリットもあります。多忙なときでも、洗濯物はできるだけ早めに片付けるよう心がけたいですね。
洗濯物の出しっぱなしを防ぐためには、部屋干しを選ぶのも有効な策といえます。また、洋服乾燥機を導入ば、洗濯物を干す手間が省けてとても便利ですよ。忙しい方や洗濯物の存在を忘れがちな方はぜひ導入の検討をしてみてはいかがでしょうか。