春突入の前にチェック! 花粉付着を防ぐ洗濯術
年々増加傾向にあるといわれている花粉症は、すでに国民病といっても過言ではないでしょう。つらい花粉症の症状を防ぎ、少しでも症状を軽くするためには、洗濯物に花粉が付着しないよう工夫することが大切です。
とはいえ、ひと口に洗濯といってもさまざまな工程があります。中でも花粉対策でとくに重要になるのが「干し方」です。そこで今回は、花粉対策の洗濯術の中でも干し方にクローズアップをしてご紹介いたします。
花粉をよせつけない! 「室内干し」をする
洗濯物に花粉が付着するのを防ぐためには、屋外干しではなく室内干しにするのがおすすめです。しかし、外干しに比べて室内干しは洗濯物が乾きにくくなります。花粉の付着を防ぎながら室内干しで素早く洗濯物を乾かすためには、風を当てることがポイントになります。室内干しのコツをチェックしてみましょう。
・部屋干し
エアコンやサーキュレーターを使って、洗濯物に風が当たるようにしましょう。室内に入ってしまった花粉が舞い上がらないよう、空気清浄機を使って花粉を除去することも忘れないで下さい。
・浴室乾燥機能
部屋干し同様、室内で風を作れる場所といえば浴室です。換気だけでなく浴室乾燥がある浴室では、扉を閉め切ることで花粉が入り込まないようにすることがきます。
家事の時短にも! 「乾燥機」で乾かす
外気にさらさないという点では、乾燥機の使用も花粉の付着を防ぐ方法のひとつです。
乾燥機の種類や賢い使い方についてご紹介いたします。
・洗濯乾燥機
家庭用乾燥機の乾燥機能を使います。洗濯物の量によっては時間がかかることもありますので、半乾き程度まで乾かしてから室内干しで仕上げるとよいでしょう。
・コインランドリー
自宅に乾燥機がないという場合には、コインランドリーを活用するという方法もあります。使用のためのコストはかかってしまいますが、厚手の洋服やシーツなど、乾きにくいものでもしっかりと乾燥させられるのが魅力です。
家からコインランドリーに洗濯物を運ぶときに花粉がついてしまう恐れがあるため、洗濯物を布で覆うなどして保護することが大切です。
工夫で花粉の付着を防ぐ! 「室外干し」での干し方
大量に洗濯物を干すときや室内干しができないとき、天気が良い日などは室外干しをしたくなりますよね。室内干しをしたときに比べると室外干しは花粉が付きやすくなりますが、工夫次第では付着量を抑えることもできます。室外干しをするときのコツをチェックしましょう。
・午前10時までに取り込む
1日の中で花粉の飛散量が増えるのはお昼と夕方の時間帯です。そのため、早朝に干して午前10時ごろまでに洗濯物を取り込むようにすると、花粉の付着を抑えることができます。また、夜は花粉の飛散量が減少しますが、日中に地面にたまった花粉が舞い上がって洗濯物に付着することがありますので、早朝干しをおすすめします。
・取り込むときに花粉を払う
洗濯物に付着した花粉を手で軽くなぞるようにして払いましょう。これだけでも洗濯物に付着した花粉を半減させることができるといわれています。
・柔軟剤を使って花粉付着予防
洗濯のときに柔軟剤を使うと、花粉の付着を減らすことができます。花粉は静電気に集まる特性があるとされていますので、柔軟剤を使って衣服の静電気を抑えましょう。
洗濯物への花粉付着を防ぐには、花粉に触れないようにするのが鉄則です。室内干しや乾燥機を使ってできるだけ花粉を避けましょう。室外干しの場合は、干す時間や取り込む時間に気をつけて、なるべく花粉がつかないようにするか、ついた花粉を払うようにします。
今回ご紹介した洗濯のポイントを押さえて、これからの花粉シーズンに備えましょう。