シワになってしまったコートはどうする? 【上手なアイロンのかけ方】
コートは冬の必須アイテムですが、久々に取り出したときなどにシワがついていることも珍しくありません。大切なコートのシワはどうやって取れば良いのでしょうか?
セルフでできる、コートのアイロンのかけ方をご紹介します。
まずはアイロンがけOKなコートか確かめる
コートのシワをアイロンがけで取りたいときには、まず洗濯表示を確認しましょう。
アイロンのマークがついているコートなら、アイロンがけをしてもOKです。ポリエステル製のコートのほとんどは、アイロンOKになっているはずです。
温度表示の通りにアイロンがけしないと、生地が傷んでしまうことがあるので要注意。洗濯表示のアイロンに「低」と書かれていたら120℃まで、「中」と書かれていたら140℃から160℃まで、「高」とあれば180℃から210℃までの温度でアイロンがけをします。
また、アイロンの下に波線がある場合には、あて布をしてアイロンがけしましょう。
上手にコートにアイロンをかける方法
アイロンをかけるときには、ベルトなどの付属品を外してからおこなってください。
スチームのアイロンで、蒸気をたっぷりと含ませながらシワを伸ばしていくのがポイントです。シワがひどい部分は、生地を伸ばすようにしながら丁寧に蒸気を当てていきます。
ボタンは素材によっては溶けてしまうこともあるので、避けるようにしながらシワを伸ばしていくと良いでしょう。
アイロンがけNGのコートはどうしたら良い?
ウール素材などのコートは、基本的にアイロンNGです。アイロンをかけてしまうと、生地がペタンコになったりテカテカになったりしてしまいます。
ただし、アイロンがけNGのコートでも、アイロンのスチーム機能を使うことはできます。まずコートをハンガーに吊るし、アイロンが生地に接触しないよう気をつけながらアイロンのスチームを当てていきましょう。
ウール素材は起毛なので、アイロンを直接当てたりギュッとプレスしたりするのは絶対にやめてください。
素材によってコートのシワ取りの方法は違う
カシミヤ素材やアンゴラ素材のコートの場合、スチームを当てただけでも生地が縮んで傷んでしまうことがあります。デリケート素材のコートのシワを取りたいときには、お風呂の蒸気に当てるのがおすすめです。
入浴後、蒸気が残るバスルームに一晩コートを吊っておけば、かなりのシワがとれます。浴室に置いたコートは湿気を吸収しているので、翌日屋外などで陰干しして湿気を取るなどすると良いでしょう。
コートにシワがついてしまったからといって、すぐにクリーニングに出すのはちょっともったいないですよね。その点、コートのシワを上手に取るアイロンのかけ方を知っておけば、いつでもお気に入りのコートをピシッとキレイに着ることができます。