| UQ、下り150Mbpsを記録した「WiMAX 2」フィールドテストを公開 | 2011/07/07 |
UQコミュニケーションズは、2013年早期のサービス開始を計画している「WiMAX 2」について、都内で実験を行いその模様を報道陣に公開した。
「WiMAX 2」(IEEE802.16m)は、現在のWiMAXと互換性を保ちながら、電波の効率的な利用や通信速度の高速化、新サービスへの対応などを目的に導入が検討されている新しい通信方式。周波数帯域幅が20MHzの場合、通信速度は下りで最大165Mbps、上りは最大で55Mbpsを実現する。また、現行のWiMAXが時速120kmまで対応するのに対し、「WiMAX 2」では時速350kmまで対応できる。なお、帯域幅を40MHzとし、下り最大330Mbps、上り最大110Mbpsとしたシステムも実験されているが、獲得・利用できる帯域幅は20MHz幅が現実的として、20MHz幅のシステムで実験が公開された。
東京・大手町で実施された実験は、大手町のビル群の中を、機材を搭載したバスが巡回するというもの。基地局設備とアンテナはKDDI大手町ビルに設置され、端末にあたる設備はバスに搭載された。現行のWiMAXは2×2 MIMOだが、WiMAX 2ではアンテナを4本搭載した4×4 MIMOの構成が採用されている。
実験のバスでは、高画質・大容量の映像を受信しながら、受信速度の推移などを観測できた。また、動画はQoSにより品質が維持されていた。バスが移動していない静止時では、基地局のあるビルのふもとにて、理論値の165Mbpsに迫る153Mbpsも瞬間的に記録されていた。移動を始めると受信速度、平均速度は徐々に落ちていくが、それでも平均で100Mbps程度の速度が記録されていた。実験内容の解説にあたったUQコミュニケーションズ 技術部門副部門長の要海敏和氏によれば、4×4 MIMOの効果が予想よりも大きいとのことで、ビル群の中において反射した複数の電波をつかむマルチパス発生により、少なくとも100MbpsのレベルではMIMOの多重効果が発揮されているという。
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