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家具・家電レンタルの落とし穴

進入学や就職に絡む春商戦がようやく活気づいてきた。東日本大震災の影響で消費心理が冷え込み、新生活開始の日程も混乱したが、4月に入り家具や収納用品、家電などの売れ行きが前年を上回っている。




 

ただ、近年伸びていたレンタルは震災後にキャンセルが相次いだ後、回復の兆しが見えない。若者の間に広がっていた「買わずに借りる」傾向にブレーキがかかったようだ。




 

例年の家具販売のピークは社会人や学生、子供の新生活に合わせた3月下旬~4月上旬。今年は震災でこの日程がずれ、売上高が前年比2ケタ増を続けてきた家具・ホームセンターの島忠も3月11日以降いったん前年割れした。だが4月に入り同5%増まで回復。新生活商戦で3月後半に落ち込んだ分を、約1カ月遅れて取り戻しつつある。




 

ホームセンターのカインズでは4月中旬のプラスチック製収納用品の売れ行きが前年を上回る。18日にカインズホーム南砂町SUNAMO店(東京・江東)を訪れた30代主婦は、「やっと買い物に出る気分になった」と小学校入学の子供の本棚を品定めした。



 


3月末まで関東の3店が臨時休業していたイケア・ジャパン(千葉県船橋市)は学生や単身の会社員の来店が目立ち「ソファやマットレスなど複数の家具をまとめ買いする人が多い」(同社)。




 

家電量販店でも3月下旬がピークの小型冷蔵庫・洗濯機など新生活家電が4月に入って好調だ。例年と比べ来店客1人当たりの購入点数や単価に目立った変化はない。ビックカメラでは容量200リットル前後で3万~5万円台が中心の小型冷蔵庫の販売台数が4月1~15日で前年同期比約3割増。小型洗濯機も約1割増えた。




 

ヨドバシカメラのマルチメディアAkiba(東京・千代田)では春商戦の売り上げが前年並みを確保する見通し。同店は例年4月第1週に終える新生活向けセットの売り場展開を2週間以上延長する。




 

一方、レンタルは振るわない。大手のサークランド(東京・江戸川)は転勤などを想定した社会人の3月の利用件数が冷蔵庫や洗濯機など家電で前年同期比2割減。エイトレント(大阪市)も家電などの法人利用件数が同月は前年比1割減となった。いずれも4月に入っても新規申し込みはほとんどないという。




 

家電や家具のレンタル利用は学生や新社会人を中心にここ数年伸び、2010年はサークランドの注文件数が1万7千件と09年より4千件増加し、エイトレントも2割増えた。今年は震災後の混乱でキャンセルが続出。その後、改めて申し込む手間を避け、「割安な商品の購入や、手持ちの品の継続使用に踏み切った人が多いのでは」との見方もある。


以上、日経電子版。


家具・家電をレンタルするというのは、月の支払いを少なくし、届けも回収もしてくれるということで、革新的リーン化ではないかと述べたことがある。


しかし私も借りたことがあるが、借りるまでの手続きは結構煩雑。


家具・家電を揃えるためのリーン化と手続きを秤にかけると前者の方がメリットが大きいと思って、後者をがまんした。


しかし震災でいったんキャンセルをすると、今度は手続きがリーン化されていないことが障壁となって、割安商品の購入となったのではないか。


フラッシュマーケティングのような便宜価値を提供するサービスに慣れると、リーン化への要望はより深く、強くなるのだと思う。






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