【食器棚の選び方3つのポイント】キッチン家具の「役割」を考えて!

【食器棚の選び方3つのポイント】キッチン家具の「役割」を考えて!
一人暮らしで食器棚を購入する際に気をつけたいポイントがいくつかあります。
見た目に一目ぼれした食器棚でも、正しい選び方を心得ていないと「意外と使いにくい……」と感じてしまうこともあるでしょう。
決して安くない買い物ですから、自分の家に合った食器棚かしっかりと見極めて購入したいものです。
今回は一人暮らしの方が食器棚を購入する際に意識すべきポイントを紹介していきます。

 

置く場所によって食器棚の「役割」を考える

食器棚を選ぶ際にやってしまいがちなことが「置き場を考えずに選んでしまう」ということです。
例えば奥まで収納できたり、出し入れがしやすい機能性に富んだメリットがあっても、いざ自宅のダイニングなどに置いてみると使い勝手が悪かったということが起こってしまいます。
どんなに単体で使いやすそうな家具でも、実際に設置する場所との相性によってその魅力を十分に発揮できない場合があります。

例えば機能性に富んだ食器棚は、サッとお皿や調理用具を取りやすいメリットを活かすために、ダイニングよりもキッチンに置くことが望ましいです。
もしダイニングに食器棚を置きたい場合は、最低限の機能性を確保した上でダイニングの内装にあったお洒落なものを選ぶと良いかもしれません。
その場合、キッチン用の収納と役割分担することで、選んだ家具の良さと使い勝手を両立することができます。

 

家具の選び方には「内寸」も大切!

一人暮らしを始めるために食器棚を買おうとした時、ついつい「外寸」のみしか考えておらず、棚の内部の寸法を計り忘れているという失敗は起こりがち。
棚の内寸は、「食器をどれだけ収納できるか」を表す重要な数値です。

おすすめは家にある食器などのサイズをあらかじめ測っておき、「どれだけの広さが必要か」ということを把握しておくという方法です。
よく使う大きめの皿や、コップひとつあたりのサイズなどを基準にしてもよいでしょう。
こうすることで食器棚の内寸をチェックした際、ご家庭にある食器ならどれだけ入るかがイメージでき、「我が家の環境では使いづらかった」といったミスを防ぐことができます。

 

棚の開閉は「開き扉」と「引き戸」どちらを選ぶ?

【食器棚の選び方3つのポイント】キッチン家具の「役割」を考えて!

食器棚の扉の開閉には開き扉と引き扉がありますが、これらは両方とも異なるメリットがあります。
それぞれの魅力を十分発揮させてあげるためには、家具を置く場所に適した扉を持った食器棚を選ぶことがポイントです。

「開き扉」は一度に両方の扉を開けることができるため、大きな食器でも苦労なく収納できるところが魅力。家族と一緒に食器を出すことが多い方にとって、両開きの食器棚は作業効率が高い家具でもあります。
一方「引き戸」は左右どちらかからしか開閉できませんが、扉を動かすスペースを必要としないため、幅の狭いキッチンなどでも問題なく使用できるメリットがあります。また災害時を想定してみると、地震によって中のものが全て飛び出して割れてしまう危険が低い家具です。

食器棚を買い換える際に表面的な見た目や機能性だけしか目を向けていないと、思わぬイメージのズレが起きてしまうかもしれません。
今回紹介したポイントはそうしたズレを最小限に抑えるために意識しておきたい部分と言えます。
引越しなどで新しい食器棚の購入を検討している方は、以上のようなポイントを意識して、食器棚を見比べてみてはいかがでしょうか。