卵が爆発するって本当? 電子レンジでの加熱に注意が必要な食品5選
食品の加熱や下ごしらえが楽にできる電子レンジは、もはや生活に無くてはならない家電といえます。しかし、電子レンジでの加熱に向かない食材や、注意が必要な食材食品というものもあります。こういった食品を無理に加熱すると、爆発や沸騰といったトラブルが起きる可能性もあるので気をつけたいですね。
今回は、レンジでの加熱に注意が必要な食品について紹介します。
レンジでの調理に注意が必要な食品1:卵
生卵やゆで卵を電子レンジで加熱すると破裂してしまいます。庫内で爆発しなかったゆで卵であっても、レンジから出したあとに爆発するケースがあるので気をつけたいですね。
生卵はほぐし、ゆで卵なら半分に切ってから加熱しましょう。最近ではレンジで温泉卵やゆで卵が作れる容器なども販売されていますが、必ず使用法や使用時間を守って安全に使いましょう。
レンジでの調理に注意が必要な食品2:ウインナー
薄い膜に覆われているウインナーも、加熱によって内部が膨張し、破裂する可能性があります。ウインナーをレンジ調理するときには、加熱時間を短くするとよいでしょう。
ほかにレバーやイカ、たらこやブドウなど膜に覆われた食品をそのまま加熱するのも危険です。皮や膜に切れ目を入れたり穴をあけたりしてからレンジに入れましょう。
レンジでの調理に注意が必要な食品3:牛乳やコーヒー
電子レンジでホットコーヒーやホットミルクを作るという方もいると思いますが、温めすぎには注意が必要です。
電子レンジは、マイクロ波によって食品全体を均一に加熱していく仕組みになっています。電子レンジで液体を温めすぎると、液体が一気に沸騰状態になる「突沸」という現象が起こり、やけどする可能性があるのです。控えめに加熱をするか、飲み物を温めるための専用ボタンがあれば、こういったものを使うのがおすすめです。
レンジでの調理に注意が必要な食品4:刺激物
乾燥唐辛子や食べるラー油などを電子レンジで調理したいという方もいると思います。しかし、一度に大量の刺激物をレンジで温めると強烈な刺激を含んだ水蒸気が充満し、レンジの扉を開けた瞬間に目やノドがヒリヒリと痛むことがあります。体調にもかかわってきますので、刺激物をレンジ調理するのは避けたほうがよいでしょう。
レンジでの調理に注意が必要な食品5:いも類、かぼちゃ
じゃがいもやさつまいも、かぼちゃといった野菜は水分が少なく、そのまま温めると焦げる可能性があります。温めすぎると焦げた部分から発火する恐れもあるので気をつけたいですね。
こういった食品を温めるときには、水を張った耐熱容器に入れるか、水に濡らしたキッチンペーパーを巻いてからラップで包むのがおすすめです。
電子レンジはとても便利な生活家電ですが、食品の温め方を間違えるとやけどやケガ、レンジの故障につながることもあるので十分に気をつけたいものです。
ここに挙げた食品も、正しい方法で温めれば問題ありません。卵の爆発や飲み物の沸騰といったトラブルを防ぐ工夫をし、安全に電子レンジを使用したいものですね。