移住先はどう探す? 満足感の高い移住先の決め方



リモートワークや引退後などに、現在の住まいを離れて田舎暮らしを希望される方は少なくありません。
特に住んだことのない場所への移住の場合は、移住してから後悔のないよう慎重に検討を重ねたいものです。

そこで今回は、移住先の探し方に焦点を当ててご紹介していきたいと思います。
後悔しない移住先の探し方とはどのようなものか、しっかりチェックしておきましょう。

移住先の探し方

1.移住の目的を確認

まず、なぜ移住を考えるようになったのか、移住の目的を改めて確認しましょう。
農業がしたい、ゲストハウスがしたい、マリンスポーツがしたい、空気のきれいな場所に住みたい、など具体的な目的がない場合は、今の生活に不満を感じていることが理由かもしれません。
どんな不満を強く感じているのかについても書き出してみましょう。

2.移住先のチェックポイントの設定

移住先の選定のキーとなるチェックポイントを設定します。
共通事項としては、次の6つが挙げられます。
①交通アクセス
②気候
③災害リスク
④治安
⑤物価
⑥商業施設、病院
⑦風習

そのほかにも、移住先で新たに仕事を見つける場合は、「求人状況」や「行政による支援」などもチェックポイントに加わるでしょう。
移住の目的に応じて、チェックすべきポイントを抽出しましょう。

3.優先順位を決定

上記のチェックポイントの中で、何を重要視するのか優先順位をつけます。
都心などに頻繁に出る予定があるなら、利用予定の交通機関へのアクセスを重視し、アクセスよりも自然豊かな場所を選ぶのか、それとも周りに一定の商業施設が立ち並ぶ便利な場所を求めるのか、状況にあわせた優先順位を決定しましょう。

4.実際に現地へ足を運ぶ

今は、ネットなどで情報を集めることができますが、移住先を決める前に実際に現地へ足を運ぶことも大切です。
「田舎なのに思ったより交通量が多い」とか、「スーパーに売っている物が思いのほか貧弱で不便だ」とか、「工場の音がうるさい」など、実際に行くことで感じることも多くあります。

生活する上で必要となる病院や商業施設の雰囲気、住民の様子などを含め、周辺環境がライフスタイルに合っているかどうかについて、平日の昼・夜と休日の昼・夜の両方を現地で確認するようにしましょう。

満足度の高い移住先の決め方とは?

移住先を絞り込めたら、いよいよ引っ越しです。
しかし、いきなり土地や家を購入するのではなく、まずは仮住まいしてみるのが後悔しないための大きなポイントです。

移住先の住み易さ・住み辛さは、実際に住んでみることで徐々にわかってきます。
たとえば、特に標高の高い山付近では、冬に雪の影響がどれぐらいあり、自分で対応できるのかどうか、都会暮らしの人が田舎へ移住する場合なら、不便さを実際に楽しめるかどうか、など、できれば1年間は賃貸で暮らしてみてから、本格的に移住するとよいでしょう。



移住先の決め方についてご紹介しました。
満足度の高い移住先の決め方は、移住先候補に仮住まいをすることです。
今は、家具家電のレンタルを活用することで、短期間の賃貸暮らしも行いやすくなっています。
いきなり土地や家を購入して後悔するよりも、まずは賃貸の仮住まいで実際に暮らしてみることで、満足のいく移住先を選ぶことができるでしょう。